58mm f/0.95 Noctはとんでもないレンズかもしれないようです。
最後までひたすら行列ができていたのが、Nikonブースのヤバいレンズ「Noct」の体験コーナー。Zマウント用レンズのロードマップに掲載されていた本レンズのスペック、特に「F0.95」という明るさに、プロからアマチュアまで世界中のカメラ好きがザワついたのはまだ記憶に新しい。
言うまでも無いことだが、Nikonはレンズメーカーとしても一流。どのメーカーのユーザーだろうと、Nikon製の「f0.95」が気にならないカメラ好きなんて、ソイツはモグリに違いない。
ちなみにNoctの体験は出来たものの、データの持ち帰りなどはアウト。三脚に固定されていたので持ってみた感じなどはわからないが、見た目的に結構重そうだ。サイズは大三元レンズのズームレンズ並みだが、これでも単焦点のマニュアルレンズである。
そして肝心の写りだが……ヤバい。本当にヤバいとしか言えない。「F0.95」の明るさでここまでシャープな写りの世界など、今まで一度も見たことが無いのだから許して欲しい。
ピント面は紙どころかシャボン玉の膜並みに薄く、かなり慎重に焦点を合わせる必要がある。しかし程よい硬さのピントリングのおかげで、慎重を要する作業ながらもストレスは無くむしろ楽しい。
開放でのシャープさは半端ない。恐ろしいのは、開放で既にシャープなので絞っても余り変らないところ。絞りは被写界深度の調節のためだけにあるとでも言わんばかりである。お値段は未定とのことだが、きっとお高いんだろうなぁ。さすがに諭吉3ケタ人未満だとは思うが……。
他にも色々調べたかったのだが、見とれているうちに制限時間が終わってしまった。言うまでもなく体験ブースは大盛況で、筆者が列に並んだ時は30分待ちくらいだったと思う。恐らくこの土日は一般来場者も増えるため、もっと混むと思われる。それでも並んで体験する価値はあるだろう。間違いなくこのレンズ越しでなければ見ることのできない世界が広がっている。
(記事を一部引用しています)
フルサイズ一眼レフ用に販売されていたNoctがフルサイズミラーレスで復活するということで、かなり関心が世界的に強いようですね。一眼レフ用のレンズは、今でも中古で高値で取引されているぐらいですので、このレンズの需要が高そうなことが想像できます。
もともとは夜間でも手持ちで撮影できるように開発されたとも言われていますが、その描写性能の高さや、このレンズでしか作れない絵作りがあるため、特にプロフェッショナルのカメラマンでは一定の需要があったレンズのようです。
それはなぜでしょうか?
[template id=”1378″]
夜間に手持ち撮影できる程度だったら、まあ三脚を使えばいいんでは?ということになりますが、やはり大口径なのでボケを利用して撮影した写真が、他のレンズでは実現できないということが大きな魅力であるようです。
記事では、被写界深度が狭く、紙レベルでなく膜レベルの薄さと表現されています。我々はAPS-Cやフルサイズカメラで一般的なレンズで撮影された画像をよく見ていますので、ぼけのぼけ具合は見慣れたものがあるわけですが、さすがにf/0.95のレンズは見慣れていないので、そのレンズで撮影された画像をみると、このレンズでしか撮影できないなと思わせる写真を撮影できるのでしょうね。
値段はまだわかりませんが、60万円という人もいれば数百万という人もいて、とても一般の人々には買えない値段のレンズになることは間違いないですが、どのようなレンズになるのかは楽しみなところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://news.nicovideo.jp/watch/nw4929653
コメント