6k動画を搭載した理由
[自動電源オフ温度]を“高”に設定した場合
・6K60p RAW:60分以上
・4K120p ALL-I:12分
・4K60p(6Kオーバーサンプリング):60分以上
・4K30p(6Kオーバーサンプリング):熱による制限なし[自動電源オフ温度]を“標準”に設定した場合
・6K60p RAW:25分
・4K120p ALL-I:12分
・4K60p(6Kオーバーサンプリング):60分以上
・4K30p(6Kオーバーサンプリング):熱による制限なし
EOS R3の開発者インタビュー記事が掲載されています。全文は記事元リンクからご覧ください。当サイトでは、その中でも筆者が特に気になった動画関係の部分のみを上記で引用しています。
まずEOS R3が6k動画に対応しているのは、画素数が多い方がポスプロやオーバーサンプリングで高画質な4k動画が撮影できるからとしています。ポスプロとはポストプロダクションのこで、あとから動画を編集したり色味を調整する作業全般を意味しています。静止画でいうとトリミングや露出補正、カラーバランス、ホワイトバランスを修正する作業に似ています。
オーバーサンプリングとは通常、必要な画素以上(オーバー)のデータを取得(サンプリング)して、その画像を縮小することで必要な画素数まで落としこんでいます(ダウンコンバート)。高画素で撮影した画像を縮小するとキレイな画像になるのと同じようなことをしているので、動画としてキレイに仕上がるし、場合によってはトリミングやズームが可能になるということなのでしょうね。
動画の録画時間
EOS R5で問題になった録画時間の問題ですが、EOS R3では内部にセンサーがあり温度を計測して残り時間を計測しているようです。ただ、それでもメモリカードがかなり高温になる可能性があるようで、利用には注意が必要そうです。EOS R5は電源を入れてからの時間などで計測していたので、温度とは関係なく録画時間が決定されていたことがありましたが、EOS R3では温度センサーを搭載することで、その問題は改善されているようですね。
気になる録画時間は上記で記述した内容になります。6kオーバーサンプリングの4k 30pでは時間無制限で撮影できるということですので冷却機能も高くなり安心して撮影できそうです。60pでも60分以上ということですので、最低でも1時間の連続撮影は保証されているようです。
ただし6k 60p RAWで自動電源オフ温度を標準にした場合には25分しか撮影できないようですので、このあたりは撮影に気を遣わなければならない状況になる場合もありそうですね。そして上記の条件はコールドスタート時の時間ですので、連続使用後に再使用する場合には時間が短くなる可能性があるので注意が必要そうです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
>6k 60p RAWで自動電源オフ温度を標準にした場合には25分しか撮影できない
25分「も」撮影できるだと思うけどなぁ。6K60P RAWですよ?
RAW記録はソニーα1でさえ出来ないんですよね。
但しILCE-7SM3は4K60p RAWの外部出力は可能です。
元々動画性能はα1とR5を比較してもR5のほうが上位ですから
R5は熱問題で騒がれすぎて優れた動画性能の話はどこかへ
行ってしまいました。