開放F値1.4から圧倒的な高解像性能と美しいぼけ描写を小型・軽量設計で実現。静止画・動画を問わず幅広いシーンで活躍する大口径広角単焦点レンズ
主な特長
■最新の光学設計とG Masterの高い設計基準により、圧倒的な解像性能と約524gの小型・軽量化を実現
・2枚の超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズで、画面全域での高い解像性能と点像再現性を実現
・新開発「ナノARコーティングII」による高い逆光耐性とヌケの良いクリアな画質
・ED(特殊低分散)ガラス1枚の採用で色収差を良好に補正
・小型・軽量設計で、ジンバルやグリップを用いた動画の撮影にも最適■高い近接撮影能力と美しいぼけ味を生かした豊かな表現
・11枚羽根円形絞りと球面収差コントロールによる、G Masterならではの柔らかく自然で美しいぼけ表現
・最大撮影倍率0.23倍(MF時は0.26倍)の高い近接撮影能力を備え、背景を大きくぼかして被写体を引き立てる印象的な撮影が可能■静止画・動画を問わず、高レベルな描写をサポートするAF性能
・XDリニアモーターを2基搭載。大口径レンズながらも高速・高精度・高追随かつ静粛なAF駆動を実現し、被写体を正確に捉えた撮影が可能
・動画撮影時も被写体を逃さず捉え続ける高いAF性能を発揮(記事を一部引用しています)
ソニーが新G Masterレンズを発売
ソニーがFE 35mm F1.4 GMを正式発表しました。発売日は2月12日で、希望小売価格は19万8530円だそうです。めっちゃお高いレンズですね。でも、G Masterシリーズのレンズということで、レンズの性能的にはかなり期待できそうです。
レンズは最新の光学設計を活用し、さらに非球面レンズやEDレンズ、新開発のコーティングを利用することで高い解像性能と小型軽量化に実現したとしています。さらに、G Masterシリーズのこだわりの一つとされて美しいボケに関しても訴求したレンズとなっているようです。
ツァイスレンズとの違い
ソニーのレンズをみると、何も銘のないノーマルレンズの他に、Gレンズというものがあったり、G Masterレンズ、ツァイスという銘のあるレンズもあったりします。そのため様々なレンズがあって、初めてソニーレンズの一覧をみた人には、ちょっとカオス的な感じに見えるかもしれません。
まずソニー自身が明らかにしているのは、何も銘のないノーマルレンズより、Gレンズのほうが高性能、高品質で、さらにGレンズよりG Masterレンズのほうが上位に位置するレンズになるということです。性能的に素晴らしいGレンズがあったりもしますが、内部的なレンズの評価基準に合致しない部分があり、Gレンズどまりになっているしているようですね。その点、G Masterレンズは多くの基準をクリアした素晴らしい製品だと言えそうです。
ところで、同じような製品にツァイスの名前が付けられたレンズも販売されています。例えば、同じ35 mm f/1.4でも、ツァイスの銘がついたレンズとしてSEL35F14Zが発売されています。どちらが上になるような感じなのでしょうか?
ソニーによれば、これらはブランドの違いで、それぞれの方向性が違うのでどちらが上なのかということはなく、実際に利用したりサンプルを見てユーザ側が判断するものなのだそうです。画質などの方向性に特徴的な違いがあるのでしょうね。ちなみにG Masterのほうは解像性能とボケを追求したレンズということになっています。ツァイスのレンズについては解像性能とコントラストを追求しているようです。
このあたり難しいところですが、ユーザが撮影したい被写体や絵作りの好みにあわせてどちらかのレンズを選択すればいいということかもしれません。ですが、これだけラインナップが拡充すると、画質の好みによりレンズの使い分けができるということにもなってきますので、いよいよソニー製品は盤石ということにもなるのかもしれません。
(記事元)https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL35F14GM/
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コメント
コメント一覧 (1件)
浅はかな考えですが、やはりソニーのジレンマを感じざるを得ないです。eマウント径でも他社に負けないf1.2のレンズを作れるとアピールしたいが、実際のところは難しいだろう。
だから小型化という棒に振る感じて、マーケティングしようとしているように感じる。
折角唯一無二の動画機があるのに、小型化によってブリージングはどうしょうもないというジレンマにあるではないかと思っています。
その点では、パナソニックは今唯一動画機が強く、また、動画ニーズに対応したレンズを作っている会社ではないかと。