ProGrade Digital 120GB CFexpress 2.0メモリカードがテストされ、ニコンのカメラで動作することが、progradedigital.comの製品リストからわかった。
“120GBカードは現在、限られた数量で、特別にニコンのカメラで動作するようにテストされている。”
120GBのProGrade CFExpressだけにその記述がある。
(記事を一部意訳しています)
ProGradeのCFExpressカードがNikon製品に対応
ProGrade Digital 120GB CFexpress 2.0がニコン製品に対応するためにテストされていることがわかっているようです。ProGradeの公式サイトでは、125GB版のCFExpressカードのみに、そのような記述があり、ニコン製品に対応するようにテストされているとのことです。ProGradeは元レキサーの副社長が立ち上げたメモリカードブランドで、プロフェッショナルカメラマン向けのメモリカードなどを発売している会社ですね。
さて、そのNikon製品というのは、もちろんNikon Z 6/Z 7のことで、先日、Nikon Z 6/Z 7がソニー製のCFExpressカードに対応したファームウェアをアップデートしたばかりです。ソニー限定で対応とのことでしたので、他社製品では使えないのかな?と思っていました。ですが、この記事をみると、同じ規格ですのでたぶんどのメーカのCFExpressカードでも、そのまま動作できるのでしょうね。ですが、実際には販売されている製品を入手して実際にテストして動作を確認できないと対応したとは言えないので、いまのところソニーの製品だけ対応ということにしているものと思われます。
案外ある相性問題
最近の製品には様々な共通規格が採用されています。スマホだったらMicroUSBですとか、USB Type-Cなどという規格があります。充電器も各社から発売されていて、どのUSB充電器からでもスマホ、ガラケ、カメラなどが充電できるようになっています。パソコンでもメモリ、ハードディスク、SSDなどは規格に則って作られていて、それぞれの規格に対応していれば、メーカに関わらず接続して利用できるような状態になっています。
いまはそのあたりの相性問題はかなり改善していますが、かつてはこのコンピュータのマザーボードと、このメーカのメモリは相性が悪いので利用できないことがあるといったことが結構ありました。そのため製品を取り付けて利用できましたみたいな互換性情報などを掲載しているメーカもありましたが、最近では相性問題はほぼ解消されているのでコンピュータなどでは、そのような情報を掲載するところも少なくなってきていますよね。
ですが、SDカードなどのメモリと製品に関する相性はいまだに結構あって、動作しないSDカードと製品の組み合わせなんてのも結構あったりします。最近では、一部の格安スマホ、ドライブレコーダーなどでSDメモリカードとの相性問題があったりします。
今回のCFExpressメモリカードについても最近発売されたばかりの製品同士の組み合わせだったりするので、まだ相性問題が発生する可能性があるのでしょうね。Nikon Z 6/Z 7はかなり高額な製品ですし、購入してからこのCFExpressカードは利用できませんでしたということは絶対にしたくないでしょうから、確認のとれている特定メーカのCFExpressカードのみに対応ということにしているのだと思います。
CFExpressメモリを製造するメーカとしては、ニコンのユーザはお得意様になるでしょうから、今後の発売される製品についてはNikon Z 6/Z 7で動作するかを必ず検証するだろうと思われますね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
コメント
コメント一覧 (1件)
SonyのCFExpressはOEMだろうからOEM元であろうメーカーのXQDが動作してもなんらおかしな話ではないでしょ