• Zマウントレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」と「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」の光学式VR機構に対応しました。
※ただし、これらのレンズを装着すると、[カスタムメニュー]> d[撮影・記録・表示]> d5[シャッター方式]の[メカニカルシャッター]は選択できなくなり、[オート]または[電子先幕シャッター]のみが選択可能となります。• レンズのコントロールリングの操作で[ISO感度]が変更可能になりました。
[カスタムメニュー]> f[操作]> f2[カスタムボタンの機能]>[レンズのコントロールリング]に、[ISO感度]が追加されました。• 撮影モード A または M で、「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」、「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct 」(2019年11月14日現在)に搭載されているレンズ情報パネルの表示を絞り値に切り替えたときの表示を現在の絞り値と前後の絞り値を表示するように変更しました。
• スローシンクロを含まない[フラッシュモード]の場合、フラッシュ発光時に[感度自動制御]を[する]に設定した場合のシャッタースピード制御の動作を以下のように変更しました。
フラッシュ撮影時のシャッタースピードはカスタムメニュー e1[フラッシュ撮影同調速度]と e2[フラッシュ時シャッタースピード制限]で設定した範囲内に制限していましたが、デジタル一眼レフカメラと同様に低速側のシャッタースピードを[感度自動制御]>[低速限界設定]で設定したシャッタースピードまで制御します。• [画像サイズ/フレームレート]を[1920×1080 120p]に設定して動画撮影すると、ごくまれに動画が正常に記録できない現象を修正しました。
• EVF 点灯時に画面下部に白筋ノイズが発生する場合がある問題を修正しました。
• 高輝度の被写体で、まれにライブビュー表示と撮影した動画の画面全体に細かい横筋ノイズが入る現象を修正しました。
• [セットアップメニュー]の[地域と日時]>[現在地の設定]で、以下の 3都市で UTC のタイムゾーンに誤りがあったため修正しました。
カラカス – 04:30 → – 04:00
カサブランカ 00:00 → + 01:00
アンカラ + 02:00 → + 03:00• 動画撮影、タイムラプス動画、動画編集で記録される動画ファイルをWindows 10のプロパティで確認すると、「メディアの作成日時」が実際の撮影日時と異なっている現象を修正しました。
Z 7/Z 6用の最新ファームが公開
Nikon Z 6 / Z 7用の最新ファームが公開されています。様々な機能が追加されています。バージョンが2.01から2.10になっていますのでメジャーアップデートではないが、軽微なアップデートでもなくマイナーアップデートという感じのアップデートになっているようです。
大きな変更点はAPS-Cミラーレス用のレンズに対応したこと、レンズのコントロールリングでISO値が変えられるようになったこと、フラッシュモードでのシャッタースピード制御方法の変更といったところのようです。
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レンズ内光学手振れ補正への対応
よく考えたら、これまでZマウントレンズには手振れ補正が内蔵された機種は一つもでていないのですね。そのため、手振れ補正を内蔵することを意識することなくレンズ設計ができるため、光学的に優れたレンズが製造できているものと思われます。ですが、たぶん100mm以上の望遠レンズには当然ですがレンズ内手振れ補正も内蔵され、本体の手振れ補正と併せて強力な補正ができるようになっているものと思われます。
標準レンズぐらいまでは手振れ補正がなくても十分だと思われますので、APS-Cミラーレスの単焦点レンズも標準レンズ程度は手振れ補正無しで販売される可能性が高いと思われますね。実際にDXフォーマットのレンズでは40mmマクロ(換算60mm)でも手振れ補正は搭載されていません。そして、標準レンズ代わりに40マクロを結構利用していますが、手振れ補正の必要はあまり感じません。
しかし、言われて気がつきましたが、APS-Cミラーレス用のレンズがZ 6/Z 7でも利用できるのですよね。マウントが同じですから当たり前です。わざわざそのような使い方をする必要はないと思いますが、非常に薄い16-50mmレンズを取り付けて軽量な機材でスナップ撮影を楽しむというような場面にはいいかもしれませんね。
アップデートのファームウェアに関する詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://www.nikon-image.com/support/whatsnew/2019/1121.html
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