リコーがGR IIIxを発売
「RICOH GR IIIx」を新発売
~標準域画角でのスナップ撮影が楽しめる新開発GRレンズを搭載~リコーイメージング株式会社(代表取締役社長:高橋忍)は、プロフェッショナルユースにも応える高画質とスナップシューティングに最適な小型軽量ボディを両立し、新たに35ミリ判換算で40mm相当の標準画角で撮影が楽しめる新レンズを搭載したハイエンドコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR IIIx」を発売いたします。
本製品は、GRシリーズの基本コンセプトである高画質や速写性、携帯性といったカメラの本質的な価値を強化し、好評をいただいている「RICOH GR III」(2019年3月発売)の35ミリ判換算で28mm相当という広角表現に加えて、新たな視野での撮影を楽しみたいというユーザーからの要望に応えて開発いたしました。新たに開発した焦点距離26.1mmのGRレンズは、35ミリ判換算で40mm相当という人間の有効視野に近い画角が得られ、使い方次第で準広角の35mmや標準画角の50mmのように使用できる、汎用性の高い画角です。さらに、撮影後に作品を作りこむための各種機能も強化、常に進化し続けるGRの普遍的な魅力と、これまでにない新しい画角でのスナップ表現が楽しめるモデルに仕上がっています。
リコーがGR IIIの姉妹機となるGR IIIxを発表しました。人気のリコーのGR IIIですが、基本機能はほぼそのままでレンズの焦点距離が異なる、いわば「姉妹機」としてGR IIIxが計画されていたようです。
GR IIIの焦点距離は換算28mm相当ということですが、こちらは換算40mm相当ということで、かなり標準レンズに近い焦点距離になっていることがわかります。プレスリリースの説明が面白いのですが、換算40mmとすることで、使い方次第では35mmのように利用したり、50mmのように利用できるとしています。どのようにすれば、そのような使い方ができるのかまでは言及されていませんが、ちょっと興味のある記述ですね。背景を広くとり被写体に近づくことで広角気味に見える印象の写真が撮影できるというような撮影における工夫のことなのでしょうか。
斬新すぎたCOOLPIX A?
APS-Cセンサーの単焦点コンデジというと、ニコンが2013年にCOOLPIX Aを発売していましたが、商業的にはイマイチだったようです。しかし、今回、リコーのGR IIIは成功している部類になっていると思います。
確かに当時のカメラと今のカメラでは瞳AFの搭載など機能的に違う部分もありますが、当時のCOOLPIX Aは人気がでてもおかしくなかったのに、なぜうまくいかず、リコーのGR IIIは成功しているのでしょうね。
まだ高級コンデジや、APS-Cセンサー搭載の単焦点コンデジといったものを投入するには、市場における需要の醸成がまだ足りていなかったということなのでしょうか?COOLPIX Aはフォーマット的に頑張ったカメラだったと思うのですが、シリーズはディスコンしています。それに対して、いま現在、GR IIIが売れているというのは少し皮肉な感じもします。
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コメント
コメント一覧 (2件)
たぶん次は21mm相当ですね。
リコーは儲けのないペンタを捨てて、GR専業メーカーでもいいくらいです。
シリーズを研ぎ澄ましていただくことを望みます!
COOLPIX Aは正面からGRにぶつけた機種でしたがそれが敗因だと思います。
富士はX100で35mmという画角だったり光学ファインダーやデザインなどでGRとは差別化したので生き残ってます。
COOLPIX Aは画角を20mmとかGRより広角にしたり自撮りしやすいよう背面モニターが可動式だったりすれば生き残れたのでは。
GRはコツコツと積み上げてきたブランドやファンがあるので同じ28mmで正面からぶつかったCOOLPIX Aが負けたのは必然に思います。
富士も28mmのXF10という機種がありますがイマイチな感じに見えます。