――コロナ禍でデジカメ市場が縮小している中、高額なEOSシリーズのR5やR6の売れ行きが好調なのはなぜでしょうか。
理由は3つある。まず高性能で商品力が強いこと。2018年に発売した「EOS R」など、われわれがミラーレスの第1世代といっていたものから、それに続く第2世代のR5やR6は、デジカメの性能を飛躍的に向上させた。
発売のタイミングも大きかった。2020年はコロナという異常な年で、オリンピックも延期になった。春以降にカメラ市場は大きく底を打ち、回復してきたタイミングに新製品を投入できた。市場の戻りを追い風にできた面もある。
3つ目はネーミング。当社の製品で「5」という数字を冠する商品は、ミラーレス時代以前から新しい機能を搭載する役割を与えられた製品だ。「5」のブランド力は高く、もちろん顧客からの期待感も大きい。そのイメージも貢献した。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/a7a5af00ea6cdbe66ddd2a603c7ebe78ea9d9514
EOS R5の売れ行きが想定以上に好調
東洋経済ONLINEがキヤノンへのインタビュー記事を掲載しています。全文は記事元リンクからご覧ください。
記事によれば、EOS R5については想定以上の好評で、高額だけれども順調に販売できているそうです。そしてそれに伴ってミラーレス用のレンズについても順調に伸びているとしています。
EOS R5がなぜ売れているのか?その理由として述べているのが、上記で引用した内容になります。まとめてみると以下のように考えているようですね。
・高性能で商品力が強い
・市場回復のタイミングで投入できた
・5というブランド力
商品開発力が強いキヤノン
市場回復のタイミングやブランドがあっても、実際に魅力的な商品でないと売れることはありません。EOS RやEOS RPがやや見劣りした製品だったこともあり、EOS Rの新製品にはかなり期待されていたのは事実でした。そのためEOS R5が、その期待を背負うことができるのか?と疑問視する人も多かったようですが、しっかりとその期待に応えるカメラとして発売されたのかな?と思いますね。
8k動画機能を搭載したこともそうですが、AF機能が他社と比較して優秀で、様々な機能において平均的に欠点が少ないことから、既存のキヤノンユーザも安心して乗り換えることができる製品として発売されたことが大きいのかな?と思います。
キヤノンはかつても他社に製品で追い抜かれたとき、その次の製品で圧倒的な製品を作り上げて巻き返した経験があるわけですが、今回のEOS R5もその時と同じくソニーのα7シリーズを巻き返すことができるのか、今後が非常に気になります。
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コメント
コメント一覧 (4件)
今まで使ってきたD90の1230万画素に対してR6の2010万画素は物足りない感があったので、私は当初R5を購入するつもりでした。理由は高画素(4500万画素) AFの動体追従性 8K動画 8段手振れ補正で最新スペックを持ったカメラと判断したからです。ただ撮影サンプルを見る限りR6の2010万画素でも(画像処理エンジンで補っているのか?)満足いく解像度で、8K動画も時期尚早と判断しR6の購入に決めました。R5やR6がZ6Ⅱや7Ⅱの様にRのマイナーチェンジ程度でしたらαは信頼性(特に高温に弱いようなので)が無いのでもう少しD90を使い続けたでしょうね。
ソニーαとキヤノンRには売れる理由があるということですね。
逆にニコンには売れるためのアピールポイントがない。これはレンズもボディも
購入候補からすぐ外れてしまうのも理由があるということです
安心感ありますよね。
ぱっと見、レフ機EOSと変わらない。
持つと確かに小さくて軽いけど。
見た目も操作系も5ってネーミングも・・・
キャノンユーザというか一眼レフユーザに安心感を与えますよね。
だって、初めて買ったレンズ交換式カメラがR5/6って人はまずいないと思うので。
そういうのって大きくないですか?
むろん性能面での向上があってのことですけど。
レフ機ユーザーが買い換えたいと思わせる性能の凄さがキヤノンにはありますね
ニコンはまだまだレフ機ユーザーが乗り換えたいと思わせる機種がないように思います