■ 世界のデジカメ出荷状況(台数ベース)
・ミラーレスカメラ 15万8973台
・一眼レフ 16万7121台■ 世界のデジカメ出荷状況(金額ベース)
・ミラーレスカメラ 約126億9596万円
・一眼レフ 約66億1076万円■ 日本国内のデジカメ出荷状況(台数ベース)
・ミラーレスカメラ 1万4262台
・一眼レフ 7891台■ 日本国内のデジカメ出荷状況(金額ベース)
・ミラーレスカメラ 約11億3337万円
・一眼レフ 6億5955万円(記事を一部引用してまとめています)
(記事元)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1270426.html
6月のデジカメ出荷実績の内訳
デジカメWatchが6月のデジカメ出荷に関して報道しています。
記事では、世界と日本国内のデジカメ販売の内訳は上記で引用したようになっているようです。この金額だけみても、かなり面白いことがわかりますよね。例えば、世界のデジカメ出荷状況では台数ベースでは、ほとんどミラーレスと一眼レフの出荷台数が違わないのに、金額ベースではミラーレスのほうが約倍も売れているという状況になっているようです。
このことから単純に考えると、ほぼ同じ台数が売れているのに、金額ベースでは2倍の金額で売れているということは、一眼レフよりミラーレスのほうが、より商品価格の高い製品が売れているということになりそうです。つまり、一眼レフはエントリークラスなどの廉価な製品が売れていて、ミラーレスはフルサイズミラーレスなど高い価格のカメラが売れているというようなことが想像されますよね。
国外では一眼レフの人気が続く
さらに記事によれば、台数ベースで一眼レフのほうが売れている地域は中国と、「その他地域」となっているそうで、ヨーロッパやアメリカではまだまだ一眼レフが売れているという状況だとしています。
これはどういうことでしょうか?CIPAの統計では、地域別の内訳は以下のように分かれています。それが、中国向け、アジア向け(日本・中国以外)、欧州向け、米国向け、その他地域です。さらに国内向けの出荷も報告されていますので、国内向けという内訳も存在します。そして統計をみてみると、6月も一眼レフのほうが台数ベースで売れている地域があり、それが日本中国以外のアジア、欧州、米国です。
ということは、日本と中国以外のアジア、欧州、米国では、いまでも台数ベースではミラーレスより売れているということなのでしょうね。ですが、恐らく金額的に安いカメラが売れていて、そのためそれが一眼レフとミラーレスの金額ベースの差となって現れているのだと思います。
この日本中国以外のアジア、欧州、米国ではまだ一眼レフのほうが売れているというのは面白い統計ですよね。単純に価格が安いからなのか、ミラーレスよりも一眼レフのほうに魅力を感じているからなのか、いろいろな解釈ができて面白そうではあります。
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