富士フイルムのチェキが好調
富士フイルムのチェキがまだまだ好調に販売されているようです。なぜそれだけよく売れるのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
撮ったその場で、現像された写真フィルムが出てくる「チェキ」。1998年に富士フイルムから発売され、2023年11月で発売25周年を迎える。
スマートフォンの登場で、写真は誰にでも撮影できるものとなり、即座にデータをやりとりできるなど効率的になった。その反動として、撮り直しができない、データではなくモノとしてのフィルムが出てくるという、チェキのアナログ感が逆に魅力となっている。
(中略)
スマホの普及により、写真を撮るための機械であるカメラの販売台数は激減した。スマホと競合しない、カメラにはカメラのよさがあることは確かだが、プロ・ハイアマチュア向け以外に大きな需要は作り出せていないのが現状だ。
一方、チェキの楽しさはスマホと競合しない。電車では毎日のように、チェキで撮影したと思われる写真を身につけた人を見かける。キーホルダーとして鞄にぶら下げたり、透明なスマホカバーに挟んだり。チェキは今後も、スマホを味方に好調を維持しそうだ。
さらに詳細な解説もありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、記事を読むとチェキは一過性のブームではなく、まだまだ売れているようです。そのため富士フイルムのカメラ事業を支えるぐらいにまで成長しているらしいことがわかります。一時期、デジカメの攻勢で隅に追いやられたインスタントカメラですが、思わぬ形で復活しています。いま、インスタントカメラを製造しているメーカは富士フイルムだけといっていい状況ですので、他社が撤退した今、思う存分、残存者利益を享受しているような状態ですね。
チェキのいいところは、販売して終わりとはならないことです。印刷するには専用のフィルムが必要なので、継続的にフィルムを購入しなければなりません。本体を安く販売しても、フィルムでもうけることも可能でしょうから、以前のプリンターのようなビジネスモデルも採用できそうです。
形として残したい?
しかし撮影するだけなら、スマホでもいいはずです。スマホでなくても、もちろんデジカメでもいいと思います。なのになぜ、わざわざスマホやカメラではなくインスタントカメラ、スマホプリンターなのでしょうか?
チェキは大きくわけて2種類にわかれます。一つはカメラとプリンタが一体化したタイプ。いわゆる普通のインスタントカメラです。ただし、最近のインスタントカメラはbluetoothでスマホと連携し、スマホで撮影した写真もプリントすることも可能な機種があります。もう一つはスマホと連携してスマホで撮影した写真をプリントするだけのスマホプリンタータイプです。どちらもフィルムにプリントすることができるわけですが、いずれも人気の商品となっているそうです。
これまでチェキ人気の理由として取り直しができないことで、逆に失敗した写真も面白いということで人気になったのでは?ですとか、何枚もプリントすることはできないので自分だけのオリジナルの一枚として価値を感じているのでは?といったことが言われていました。しかし、取り直しが可能で何枚もプリント可能なスマホプリンタータイプも人気ということは、何か別な側面がありそうです。
個人的には、撮影した画像をプリントして写真として物理的に残せるということに魅力を感じている人が多いのではないかと思います。以前は、恐らく、それはプリクラなどが担当していた領域です。しかし、インスタントカメラであれば屋外のどこでも撮影できるので、より魅力が増すはずです。
デジカメでの撮影だと、恐らくプリントしないでそのままという人も多そうですので、やっぱり最終的に紙にプリントできるんだよということを知ってもらったり、より簡単な方法があれば、よりデジカメ人気も高まる可能性もあるのかなと感じました。
でも手軽さという意味ではインスタントカメラぐらいがベストなのでしょうね。良いところに目を付けましたね。
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/bd4b86b71de303d08ab4647968494ae4017a3db1?page=1
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