どうなる日本のコンデジ
コンパクトデジタルカメラの開発/製造状況はどうなっているのかという記事が投稿されています。現在のコンデジ開発はどうなっているのでしょうか?
それでは記事の内容をみてみましょう。
パナソニック
パナソニックホールディングスは、2001年にデビューし、一時日本国内でランキングの上位を占めたLumixのコンパクトデジタルカメラのラインナップを縮小している。会社は5万円以下の製品を2019年から発売しておらず、低価格モデルの開発計画もない。広報は「スマホに置き換わる新しい製品の開発を中止した」と述べた。
ニコン
ニコンはCoolpixシリーズの新しい製品の開発を中止した。いまは2台だけのネオイチモデルを提供しているが、公式発表によれば、「市場動向を注意深く監視している」としている。
富士フイルム
富士フイルムのコンパクトカメラのFinePixシリーズの製造をディスコンし、X100Vと高価格モデルだけを開発している。
キヤノン
キヤノンは2017年から新しいIXYを何も発売していない。しかし、会社は「エントリークラスは根強い人気があるので需要があるかぎり開発と製造を続ける」と述べている。
ソニー
ソニーはサイバーショットブランドのシリーズを2019年から発売していない。しかしながら、広報は「新製品の開発を止めたわけではない」と述べている。
カシオ
カシオは2018年にEXILIMの製造を中止した。
PhotoRumors
この記事は、恐らくですが日経ASIAが投稿したこの記事に触発された記事になると思います。さて、記事をみてみると、やはりコンデジに関してはほぼ全滅という状況になっていることがわかります。
上であげられているメーカでは、まずカシオは撤退を表明しているので、カシオの撤退は確定です。富士フイルムもコンデジの開発は中止したという報道が記憶にありますので、記憶違いでなければ富士フイルムも確定です。
さらにニコンに関しては、先日の「ニコン一眼レフ開発から撤退」報道の記事のなかにコンデジ開発からも撤退とありましたので、記事が正しければ撤退ということになりそうです。
そうすると、残るはパナソニック、キヤノン、ソニーはどうなるかということになりますね。
見ることがなくなったコンデジ
一時期はコンデジで撮影している人をよく見ました。公園で花を撮影していたり、湖にいる鴨を撮影しているなど、いつでも撮影できるように小型なコンデジというのが重宝されていましたね。
しかし今はコンデジで撮影をしている人はほとんどみません。スマホで撮影している人はめちゃくちゃいます。コンデジの頃より撮影している人そのものは多く見かけるので、カメラの利用者というのは増えているのだと思いますが、製品としてのコンデジは売れていないことがよくわかります。
たまにコンデジを使用しているのを見かけるのは、工事前と工事後の状態を撮影している工事現場の作業員の人々や、自然災害で被害のあった場所を撮影する公務員の方々が撮影しているときですね。どうやらカメラは会社支給で、自前のスマホはセキュリティの観点から職場のPCに接続することができないので、メモリカードの取り外しが簡単なコンデジを利用しているようです。
さて話を戻して、ソニーは大型センサーモデルを発売しているのでしばらくはRX100シリーズなどの発売は続くのではないかと思います。いまはたぶんミラーレスに注力しているのでしょう。キヤノンも低価格モデルの発売は個人的には続けると思うのですが、撤退するとしたらやはりパナソニックが最有力候補ということになるのかもしれません。記事にもありますが実際にスマホに置き換わるようなコンデジの開発は中止したとありますので、廉価コンデジからは明らかに撤退しているようです。
一時期は一世風靡したコンデジがなくなっていくというのはさみしいです。
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