オリンパスはマイクロフォーサーズに注力していくようです。
そんな中、パナソニックと同じマイクロフォーサーズシステムを展開してきたオリンパスの動向が注目されていた。パナソニックはマイクロフォーサーズとフルサイズの両方を育てていくと発表しているが、オリンパスも35mmフルサイズのような新フォーマットに行くのか、それとも今後もマイクロフォーサーズ1本で戦うのか。
そうして迎えた1月24日のE-M1X発表会では、「オリンパスは今後もマイクロフォーサーズ1本に集中する」という明確な発言があった。こうした発表会の質疑応答で将来の話に言及すると「35mmフルサイズなども含め、あらゆる可能性を模索しながら研究を続けている」と濁すのがどこもお決まりだったが、今回のオリンパスはマイクロフォーサーズの機動力でいくと断言した
35mm判やAPS-Cサイズに比べて小さな撮像フォーマットとすることで、システム全体が小型になり撮影者の機動力が高まるというのが、マイクロフォーサーズの強みとして打ち出されている。
その決意表明の象徴として予告されたのが、2020年に発売予定の「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」だ。いささか気の早い発表にも感じるが、こうした象徴的な製品が予告されることは、そのメーカーの思想に共感しているユーザーにとって今後を考える上での安心材料となる。また、新しいレンズロードマップも公開された。何となくフルサイズミラーレスの話題で持ちきりな業界トレンドの中、「機動力」こそが自分達の強みとしてマイクロフォーサーズへの集中を表明したオリンパス。こうした明確な主張は、そのカメラシステムの将来性・継続性をユーザーが判断する大事な材料となる。
(記事を一部引用しています)
オリンパスとしては、マイクロフォーサーズに集中していくようですね。
マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいので、フルサイズ機と同じ焦点距離のレンズを利用しても、より望遠の撮影をすることができます。その倍率は2倍で、例えばフルサイズで300mmのレンズであれば、見かけ上600mmのレンズを装着するのと同じ効果が得られます。
なので望遠レンズでは有利で、サイズの大きいレンズを持ち歩かなくても済むか、持ち歩くにしてもかなり軽量化できるというメリットがありますね。
逆にデメリットとして何があるかというと、高感度での画質が悪くなるということと、あまり大きな画素数にすることができないということと、ボケが少なくなるといったところでしょうか?
ですが、このようなデメリットは記録として残すような報道写真などではあまり大きなデメリットにはならないので、オリンパスとしては、マイクロフォーサーズのままでプロ用のカメラを目指していこうということなのでしょうね。
恐らくですが、オリンパスとしてはこのままフルサイズに参入しても、ニコン、キヤノン、ソニーの牙城を崩すことはできないと判断したのだと思います。そうなのであれば、このままマイクロフォーサーズ規格のまま突き進んでニッチな市場に居続けた方が長期的なはプラスになると判断したのだと思われますね。
今後のレンズロードマップも発表されたようですし、オリンパスとしては映像事業も今後も続けていくと確約していますので、そういう意味では安心できてユーザとしてはよかったですね。
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