写真撮影で無視できる8つのルール
写真撮影で無視してもいい8つのルールという記事が公開されています。面白かったので紹介したいと思います。どのようなルールを無視してもいいのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
- 1) 3分割法
- 3分割法では縦横をそれぞれ3分割する線の交差する4点に被写体を配置する必要がある
- しかし被写体を中央に配置するとより印象的な写真になることもある
- 例えば水平線に向かって伸びる道路、対称性の高い被写体は中央に配置すると興味深い写真になる
- 3分割法を利用するとポートレートは楽しいものになるが、不気味で珍しい感じのポートレートの場合は被写体を中央に配置すると不安感が増す
- 2) 画像を二つに分割しない
- 水平線や縦の線がある場合、画像を半分に分割しないようにする必要がある
- そのため水平線を画像の中央からわずかに高くするか低くする必要がある
- 縦の線がある場合は、画像の中央からわずかに左右にずらす必要性がある
- しかし特に強い色の差に焦点を当てた抽象的な被写体を撮影する場合には、インパクトの大きい写真が得られる
- 3) 水平をとる
- 水平をとるのは風景写真にとっては重要なルールだ
- しかしカメラを傾けることで、よりエネルギッシュで興奮するような被写体もある
- 4) 適切なホワイトバランスに設定する
- 適切な色温度で撮影するのは多くの場合は重要だ
- しかし間違った設定をしてしまったり、あとから色の編集を行うと、色が強調され面白くなる場合がある
- 冬のシーンで青みをつけて涼しさを、秋の風景でオレンジや黄色を強調して温かみをだすことができる
- 5) 低ISOを使用する
- シャープでキレイな写真を得るにはできる限り低ISOが必要だ
- 高感度耐性に弱いカメラでは逆に高いISOで粒子の粗い写真を試してほしい
- 6) 被写体に適切にフォーカスを合わせる
- 夢のような構図を得るためにフレーム全体の焦点を外してみてほしい
- 意図的に取ったようにみえる程度に焦点を外し、被写体が何かわかる程度のディテールを残す必要がある
- もう一つの方法は、撮影したい被写体の前後にあるものにわざとフォーカスをあてて被写体をボカして撮影することだ
- 7) 撮影中にカメラを動かさない
- カメラを動かさないというルールは、エネルギーに満ちた抽象的な写真を撮影しない場合にのみ適用される
- アクション、車、ダンサーを撮影する場合には、撮影しながらカメラを動かすと少しぼやけて、スピード感が増す
- シャッター速度を落とすと、動きがさらに増す
- 8) EVF、背面液晶を見て撮影する
- カメラを構えずに腰あたりから撮影することで興味深い写真が撮影できることがある
- 少し当たり外れがあるかもしれないが、写真を撮影しているように見えないので、特に路上で素直な写真が得られる可能性がある
構図を決めるのは難しい
上記はかなり意訳して引用していますので、詳細な表現については本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、まず上記の内容については、「全体的に基本的にはそのルールで正しいが、こういう被写体や、このように撮影すると、よりいい写真になる可能性がある」といった内容になっています。なので、必ずこうしなさいというような内容ではありません。なので、「無視できるルール」という表現になっているのだと思います。
まずは3分割法についてです。写真撮影では被写体を真ん中において撮影することを「日の丸構図」などといったりしますが、一般的に忌避される撮影手法です。しかし、大きな花の写真など被写体を中央において撮影した方が迫力のある写真が撮影できることもあります。そのため、わざわざ3分割法を採用しなくてもいいよということを記述しているわけですね。
画像を二つに分割しないというのは、わかりやすいのは海の撮影で、水平線を画像の真ん中(上下の中央)に配置しないほうがいいというルールあるということを意味しています。海か空、どちらが主題かによって、海の面積を多くするか、空の面積を多くするような形で表現するのが望ましいとされています。しかし、この記事では、特に色の差の違いが多いシーンでは、インパクトの強い写真が得られるとしていますね。
この他、あえてピントを外すとか、水平をとらないほうがインパクトの強い写真が撮影できることもあると紹介しています。
写真って、撮影した日に実際にPCに取り込んだりして見ても、あまり良い写真だと思わないことが多いです。しかし、後で自分が撮影した写真をみると、あれこれって自分が撮影した写真だっけ?結構いいじゃないと思うことも結構あります。
撮影技法やルールに関しては様々な意見があって、かなり論議になる話題の一つでもあります。いろんな考え方があるわけですが、個人的には、「趣味としての撮影ならルールとか気にしないで自分の好きなように撮影する(でもたまにはちょっと言われている撮影ルールを守って撮影することも試して見る)」こんな緩い感じで楽しむのが一番いいと思いますね。
手ぶれでブレブレの写真も、撮影した時は失敗したと思っても、後から見直すと味のある写真になっていることもあります。なので自由に撮影して、たまにお遊び感覚で撮影ルールや撮影技法を守ったほうがいい写真も撮れることもありますので、特定の撮影ルール縛りでスナップ撮影してみると結構楽くていいと思いますね。そのあとで、そのルールが自分にあっていると思ったり、この場面ではこのルールが使えるなという感覚がわかったら、自分なりに取り入れていくといいのかなと思います。
(記事元)https://www.ephotozine.com/article/8-photography-rules-you-can-ignore-17155
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コメント
コメント一覧 (1件)
写真はフィルムからデジタルに変わり思いつくままに自由に撮って
楽しめば良いと思います。
皆さんそれぞれ表現の自由を満喫すれば良いんじゃないでしょうか。