Zマウントは最大でf/0.65まで可能な設計になっているそうです。
フランスのウェブサイト Mizuwari がニコンフランスの Nicolas Gillet 氏にインタビューした。これがいくつかのキーとなる情報だ。
1)ニコンはヨーロッパのフルサイズミラーレス市場でソニーをしのぎたいと思っている。(現在はソニーがリードしている)
2)Noct-Nikkor 58mm f/0.95については、Fマウントのすべての制限を取り払うと、どのようなことができる可能性があるのか示したい。
3)ニコンの光学技術者はZマウントがf/0.65まで受け入れられるように設計をした。ニコンはf/0.65のレンズを作る計画がないと確信している。それは恐ろしく高価で、恐ろしく巨大になるだろう。だが、それができることを知れたことはよかった。
(記事を一部意訳しています)
Zマウントが発表されるまで、どのようなものになるのかは興味の的でしたが、このような巨大なマウントになると考えていた人は少なかったように思います。もちろん噂ではおおよそのサイズまで飛び交っていましたが、個人的にはどうなるのか興味を持っていました。
蓋を開けてみたら思ったより大きなマウントで、バックフォーカスも短く驚いたのを覚えています。ひょっとしたら中判センサーが入るのでは?と噂されていたのもわかりますね。
そのZマウントですが、最大でf/0.65までのレンズを作れる口径になっているようです。マウントで実現可能な最大のf値は、センサーからマウントの上下または左右に線を引いたときの角度で決まるのだそうです。単純にいうと、マウントの口径が広ければ広いほどf値を大きくできるということで、ニコンはこのようなマウントを選択したということのようですね。キヤノンも同様のサイズのマウントを設計しましたので、このあたりが最適解ということなのだろうと思います。
また記事によれば、NoctでFマウントでは不可能だったことができるようになったことを見て欲しいということで、どのような描写性能なのか非常に興味がありますね。ですが、とてつもなく高価になるでしょうから、一般の人には入手不可能なレンズになると思いますが・・
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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