キヤノンがRF 60mm f/1.0を発売する?
噂が受信箱に飛び込んできた。キヤノンがRF 60mm f/1.0に取り組んでいる最中だという。もっともらしい?
登場すると伝えられているRF 60mm f/1.0については、何の仕様も得ていない。また、より一般的な50mmにかわって60mmという焦点距離に、少し驚いた。伝説のEF 50mm f/1.0LをEOS R6に持ち込んだほうが、より理にかなっているのではないか?しかし、RFマウントにより提供される光学設計上の実現性が、60mmがよりよい選択であることを示唆しているのかもしれない。いずれにせよ、キヤノンが私たちを驚かせるのは、これが初めてではないだろう。
恐らくRF 60mm f/1.0は絶対に可能だと考えている。すでにRF 50mm f/1.2という傑作レンズがあるので、恐らく同じ焦点距離でf/1.0とf/1.2かどうかという唯一の違いの、複数の光学的に優れた多くのレンズを発売する合理性がない。新しい60mmは、また別の問題だと思う。
CanonWatchがキヤノンの新レンズの噂を報告しています。記事によれば、RF 60mm f/1.0が発売されるかもしれないとしています。f/1.0ですから、かなりの大口径レンズになりますね。しかも、60mmという焦点距離は珍しいです。
記事にもありますが、なぜ60mmになるのか計りかねているようで、たぶんRFマウントにとっては60mmがレンズ設計上、最も画質をよくできる焦点距離なのではないか?としていますね。さらに、RFマウントには、すでに50mmレンズが2本あるので、f/1.2をf/1.0にするためだけにレンズを発売することに、あまり意味がないのではないか?としています。
Noctの対抗上の製品?
同じようなレンズがあるのかどうか、EFマウントのラインナップを調べてみました。現行製品では50mmと85mmの間を埋めるレンズはありませんし、旧製品でも60mmという焦点距離はありません。では、ソニーではどうか?というと、近い焦点距離にツァイスの55mm f/1.8というレンズがありますね。SEL55F18Zです。
ではニコンはどうかというと、ニコンにはNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctがありますね。ほぼRF 60mm f/1.0と同じような性能のレンズということになります。ということは、Noctがあるからニコンを選ぶという人もいるかもしれないので、対抗上、同じような製品を・・ということなのでしょうか。
ちなみに、ニコンがNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctを58mmにしたのは、旧Noctと同じ58mmという焦点距離で作ってみたかったからなのだそうです。
かつてはキヤノンやニコンにも55mmの製品があったようですが、これらは本来、50mmで大口径レンズを作りたかったものの当時の技術ではバックフォーカスを稼ぐことが難しく、仕方がなく55mmや58mmなどに焦点距離を伸ばして、大口径レンズを開発したと言われています。
ですが、現在はミラーレスになっていて、フランジバックもものすごく短くなっていますので、50mmで大口径レンズを作ることも、昔ほど難しいということはないはずです。なので、50mmで作ればいいのでは?とも思いますが、Noctの焦点距離はかつての名残りということになるのかもしれませんね。
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コメント
コメント一覧 (2件)
これはさすがにAFレンズですよね?
ニコンZのNoctはMFレンズで大きく重く高く実用性は低かったですがニコンの光学性能をアピールする存在でした。
このRF 60mm F1はニコンに対抗してF0.95やもっと明るくしなかったのは実用性を取ったからだと思いたいです。
60mmという焦点距離はギリ標準域という感じで50mm F1にしなかったのはニコンNoctよりボケ量で劣りたくなかったからでは?
かって発売していた EF50mm f1.0 は売れれば売れるほど損失を出すと言っていました。
ステータスとして出すだけで売れると思っていなかったのかも知れません。
今度は利益を出せるようにすると思いますので価格が気になりますね。
70~80万円 で出せば欲しい人は買ってくれるでしょう。
EF50mm f1.0 が AF でしたから勿論 AF でしょうね。