キヤノンが開発した新しい2100万画素センサーは、EOS R1に搭載されるかもしれない?
我々は興味深いヒントを入手したので、これをみなさんと共有したい。それはキヤノンによって開発された新しいイメージセンサーに関してで、それはEOS R1に搭載されるかもしれない可能性がある。
我々の情報筋が言うことには、キヤノンは以下のようなスペックの新しいセンサーを開発したということだ。
・2100万画素フルサイズセンサー(6.4μm)
・グローバルシャッター
・120dBのダイナミックレンジ
・120コマ/秒
・センサーはISSC 2017で見られた2/3インチのグローバルシャッターセンサーを改良した技術をベースにしているこれには、以下のような疑問がある。この噂されているセンサーはこのセンサーはEOS R1とともにやってくるかもしれないのだろうか?EOS R1はEOS-1 D Xシリーズと同等と言われていて、そして2021年に発売されると噂されている。2100万画素のセンサーは、2021年のスポーツ撮影向けのプロフェッショナルミラーレスカメラとして十分な画素数だろうか?
(記事を一部引用して意訳しています)
EOS R1用のセンサーを開発?
CanonWatchがキヤノンの新しいイメージセンサーについて報告しています。画像はEOS-1 D X Mark IIIです。
記事によれば、キヤノンが上記のスペックのような新しいセンサーを開発したと噂されているようです。その仕様はかなりすごいもので、グローバルシャッターを実現し、120コマ/秒の撮影を可能にしているそうです。
そして、このセンサーはISSC 2017というかつて発表されたセンサーの機能をベースにしていると噂されています。そんなのあったかな?と思って調べてみると以下の記事がヒットしました。
キヤノンはダイナミックレンジが111dBと広い、グローバルシャッター(GS)方式対応のCMOSイメージセンサーを開発し、「ISSCC 2017」で発表した(講演番号:4.5)。
一般的なCMOSセンサーは画素行ごとに順次露光する「ローリングシャッター方式」で、画素ごとの信号読み出しで時間差が生じるため、高速で動く被写体が歪んで写る場合がある。これに対してグローバルシャッター方式では、全画素を同時に露光するため、高速で動く被写体の撮影に向く。ただし、グローバルシャッター方式には、ダイナミックレンジが狭いという課題がある。そこで、大きく2つの工夫を盛り込んだ。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/event/15/020300102/021400023/
この記事は2017年2月の記事ですので、その当時にはグローバルシャッターのCMOSセンサーを開発していたのですね。そして、このセンサーを応用して、新しいフルサイズセンサーを開発したということなのでしょうか?
メカシャッターのない最強ミラーレスの登場か?
記事によれば、120コマ/秒という連写性能があるとしています。この数値はすごいのですが、これは、もちろん、メカシャッターで120コマ/秒は不可能でしょうから、恐らく電子シャッターで120コマ/秒という高速連写性能を実現しているのだと思われます。
ですが、仕様に「グローバルシャッター」という記述があります。ということは、ローリングシャッター歪みは発生しないことになりますので、そう考えるとメカシャッターは不要ということになります。
メカシャッターがなければ、シャッターショックがないので手振れも少なくなります。そして幕を動かす必要がないので、そのぶんバッテリーの持ちもよくなることが考えられます。メカシャッターがないのでカメラそのものの耐久性も向上しますし、本体の小型化、グローバルシャッターを実現したセンサーの製造原価との兼ね合いになりますが、メカシャッターがないぶん低価格化を実現できるかもしれません。
そう考えると、EOS R1はなかなかイノベーティブな製品になる可能性も考えられますよね。どのような製品になるのか、本当にこのようなセンサーが開発されたのか興味があるところですね。
(記事元)https://www.canonwatch.com/canon-developed-a-new-21mp-sensor-might-it-be-featured-on-the-eos-r1/
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コメント
コメント一覧 (6件)
世界初のAE 【AE1】超音波モーター【EOS650】ブラックアウトしないファインダー【EOSRT】
新機能や新技術の開発 採用は今はソニーばかりが目立つがもともとはキャノンが得意とするところ。ソニーがこれに触発されてグローバルシャッター搭載機を前倒しで発表したりして?
キヤノンは2017年に発売された業務機のEOS C700 GS PLボディーがスーパー35で
グローバルシャッターを搭載していますし、4K画質をフルサイズに拡大すれば
2100万画素となるので、スチルカメラへのグローバルシャッター搭載は時間の問題
だったと思います。
ただ最初にソニーが出すと思っていました。
この記事の120dBは産業用の監視カメラレベルですね。
明暗差が100万倍で通常カメラで言われるダイナミック
レンジ約20段差に相当します。
実際にはこの範囲は使わず写真として不自然にならない
範囲を使用すると思いますが。
シネマフォーマットフルサイズで約1869万画素のC700 FFも400万円ほどの世界なので330万円ほどとなるC700 GS PLの値段設定は目立ちませんが、
当時から4年の時間の経過がどれだけ価格低下に寄与しているか興味深いですね。
シネマEOSのものは約1015万画素、スーパー35mm相当で標準ISOは640から開始という結構変則的な機種でしたが、
更に当時のトリプルDIGIC搭載よりも発展高速化に加え、小型化とすばらしい価格設定が図られれば正にシネマカメラまでひっくり返すエポックメーキングな機種になりそうです。
噂界の東スポって言われてるCANON WATCHだから、信じたらがっかりするよ。
グローバルシャッター最強伝説は都市伝説みたいなもので、民生品に降りてくるのはまだまだ先ですね。