ニコンが携帯端末をスマホに取り付ける特許を出願しています。特許によれば、カメラにスマホなどの携帯端末を取り付けることで、もともとカメラにある液晶に加え、2画面での操作を可能にする特許のようです。
上記の画像ですとちょっとわかりにくいですが、もともと装着されているカメラの背面液晶を下側に開いて、その開いた部分にスマホを取り付けるような形になっています。
単純にこれだけの機能ですと、操作画面が広くなるだけ?と思うかもしれませんが、他に様々なメリットがでてきそうです。例えば、スマホというのは、そもそも小型化したPCと考えるとわかりやすいですね。さらに、それがネットに接続されていますので、ネットを通じて様々なデータのやりとりが可能です。そして物理的に接続されているということも一つのメリットです。
まず物理的に接続されているメリットを考えてみます。これまでは、スマホとの連携はWiFiやBluetoothなどの無線技術を利用してカメラと連携していました。しかし物理的に接続できれば、様々なことが可能になります。例えば、無線転送では画像の転送に非常に時間がかかるわけですが、これが短時間で行うことができます。撮影したらjpeg画像だけをスマホに一瞬で送ることができるようになります。そうすると、スマホからSNSへのアップロードなども簡単になりますね。
さらにスマホのCPUや機能とシームレスに連携することができるようになります。カメラにはAI機能が今後は標準搭載していくと考えられます。今話題の人の目にフォーカスを合わせ続ける瞳AFなども人工知能を利用して、より確実にフォーカスを合わせることが可能になるわけですが、その演算をスマホのAIチップに行わせることで、より高速で正確なオートフォーカスが可能になりますし、特定の人の顔を登録しておき、その人だけにフォーカスを合わせるということも、スマホのCPUやAIチップを利用して正確に行うことができる可能性もあります。
カメラ側にも様々な機能を搭載することは可能でしょうが、カメラ専用に様々なハードを搭載するとカメラそのものの価格が高くなってしまいます。そこでスマホを接続してスマホと連携できるようにすれば、カメラ本体の価格をそれほど高くすることなく高機能を実現できる可能性がありますので、このようなスマホと連携するカメラというのは、一定の範囲ではとても魅力的になる可能性はありますね。
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