当社の第1四半期は、カメラ市場の縮小が継続する中、新型コロナウイルスの影響でサプライチェーンに問題が生じ、製品の供給不足が発生したことで、大きく減収となりました。今後は、サプライヤーの稼働状況を踏まえた機動的な部品調達を実施するとともに、機種ごとに生産の優先順位を明確にし、売上影響を最小限にとどめられるよう徹底していきます。
こうした供給への影響に加えて、レンズ交換式カメラの販売についても、大きな影響を受けています。ライフイベントの中止や延期が相次ぎ、カメラを使う機会は減っており、また、嗜好品であるカメラの需要は、世界経済の混乱が収束した後も回復には時間がかかると想定されるため、2020年の市場は2019年よりも減少率は拡大すると見込まれます。
厳しい事業環境ではあるものの、当社は中長期的に収益性を維持していくために、プロやハイアマユーザー向けモデルに注力する戦略を着実に推し進めていきます。当社はフルサイズミラーレスカメラの新製品として、この第1四半期に『EOSR5』の開発を発表しました。 『EOS R5』は、圧倒的な機能の高さにより、発表当初から高い評価を多数受けています。レンズ交換式カメラでの8K動画撮影に加え、従来、レンズに搭載していた手振れ補正機構をカメラ内にも搭載し、双方を協調制御することで、更に高性能な手振れ補正性能を目指しています。静止画・動画ユーザー全てに、革命的な撮影体験を提供する強力な新製品です。
さらに、フルサイズミラーレスに対応した専用レンズを今年新たに9本投入し、合計で19本にまでラインアップを拡充していきます。これまで十分にカバーできていなかった普及価格帯にも製品を投入し、ユーザーのレンズ選択の幅を大きく広げることで、カメラ本体の販売にもつなげ、フルサイズミラーレスの需要を喚起していきます。
(記事元)https://global.canon/ja/ir/conference/pdf/conf2020q1j-note.pdf
いまも続く新型コロナの影響
キヤノンが2020年第一四半期の決算について発表しています。上記は特にカメラ事業に関しての発表です。
記事によれば新型コロナの影響が、かなりあったことがわかりますね。サプライチェーンに影響がありカメラの製造が滞っていたことを認めた形になりました。製品を製造できなかったり、減産していたのでしょうね。
そして今後は機動的に部品を調達したり、製造する製品に優先順位をつけるなどして生産していくそうです。ということは逆に言えば、問題は完全に解決したわけではなく、現在も続いているということになりますよね。世界的なカメラ需要は新型コロナウィルスの影響で低迷していることが考えられますが、それでもなお製造に問題がでているということは、実はかなりの影響が現在も続いている可能性も考えられそうですね。少し心配です。
レンズ拡充を急ぐキヤノン
さらに決算発表ではEOS R5についてと、今後のレンズの発売状況についても明言しています。特にEOS R5の製品内容について長文で触れるなど、キヤノンとしては非常に期待している製品であるし、市場で競争力のある製品だと考えていることが見て取れますね。キヤノンが本気を出したミラーレスEOS R5はとても楽しみですね。
そしてレンズについても記述されています。記事によれば年内に9本のレンズを発売するそうです。そして廉価なレンズも発売して、よりフルサイズミラーレスを手に入れやすい価格で提供していくようですね。これはこれからカメラを趣味にしたいなという人には嬉しい情報ではないでしょうか?
ちなみに今年、キヤノンが発売したRF用レンズはCANON RF24-105mm F4-7.1 IS STMの1本だけです。ということは、今年中に少なくともあと8本のレンズの発売が明らかになったということになりますね。どのようなレンズが発売されるのか、廉価な製品はどのようなレンズになるのか非常に楽しみですね。
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