フルサイズについて
フルサイズフォーマットは多くの場合で興味深いが、多くの顧客はよりコンパクトで軽量なレンズ交換式システムを求めていて、我々は市場のそのような種類の製品を提供できるほぼ唯一のメーカだ。事実、我々は”一人”であることを恐れていないし、我々はマイクロフォーサーズと写真家にユニークな機能を提供することを誇りに思っている。
カメラ事業を中止するという噂について
何人かの人は、オリンパスはカメラ事業を縮小するか閉鎖することを計画していると考えているが、そのようなことはない。最先端の技術やイノベーションによって、映像は事業において重要な役割を果たしている。オリンパスの組織の重要な一部として、我々は確実に映像事業を維持していくだろう。急速な技術開発は医療機器やライフサイエンスでの確実な開発の加速を助ける。カメラ事業はオリンパスの顔であり、多くの人がオリンパスを知っていることに貢献しており、それはブランドの存在感を促進するはずだ。
(記事を一部引用して意訳しています)
オリンパス事業継続を明言
43Rumorsがオリンパスへのインタビュー記事を掲載しています。
これまで何度もオリンパスはカメラ事業を縮小したり、売却したり、取りやめてしまうのではないか?という噂がありました。たぶんオリンパスの人も何度もこのことについて聞かれて嫌気が指していると思いますが、今回も同様の質問をされています。
記事によればオリンパスにとって映像事業は、最先端の映像技術の獲得やイノベーションを得られるものであるので、オリンパスにとっては重要な事業だとしていますね。その技術は医療事業にも応用されているようで、カメラ事業で得られた最先端の技術を利用することで、医療事業の製品開発の促進にもつながっているとしています。
確かに、カメラ事業の開発研究費をカメラ事業だけでまかなうと考えると赤字になるのかもしれません。ですが、仮にカメラ事業でほとんど利益がなくても、カメラ事業のおかげで最先端の技術を無料、またはかなり安価で得ることができると考えることもできます。それを医療事業に応用するということで、医療事業としては安い研究開発費で商品が作れるという相乗作用のようなメリットがあるということは考えられることですよね。
マイクロフォーサーズの攻勢なるか
日本ではオリンパスのカメラはPENシリーズが特に人気で、カメラがランキング上位に入っているのが普通になっています。そしてOM-Dシリーズのカメラもかなり上位に入っていることが多くなってきていますよね。ですがPENシリーズは価格が十分に安いから売れている側面もあり、利益的にはあまり貢献できていない可能性があります。
そして残念ながら海外ではオリンパスのシェアはあまり高くなく、日本だけが突出してシェアが高いという不思議な状況です。
ですが、最近もオリンパス製品の性能向上と、システム全体として小型化できることのメリットが受け入れられてきていて、海外でもシェアを少しずつ伸ばしているようです。
特に自然撮影や野生動物の撮影、冒険写真やバックパッカーのように海外を旅しながら撮影をするようなときには、機材はできるだけ小さい方が楽ということで、そのような撮影をする写真家には特に好まれているという側面もあるようですね。
そして画質の面でも、センサー性能も向上していますし、画質と小型化とのバランスでは、いまマイクロフォーサーズが一番バランスがいいのではないのかな?と思います。
記事では2020年にも多くの製品とレンズを開発するとされていますので、さらに楽しみになってきますね。
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