実施例
焦点距離 4.06 7.43 10.65
f値 2.88 4.16 5.16
画角 62.75 46.74 36.53
像高 7.89 7.89 7.89
レンズ全長 50.79 52.06 56.33
バックフォーカス 3.35 5.50 9.78実施例
焦点距離 9.09 18.00 42.63
f値 2.63 3.73 7.02
画角 35.66 23.67 10.48
像高 6.50 7.89 7.89
レンズ全長 71.74 64.68 82.33
バックフォーカス 11.26 6.92 5.29実施例
焦点距離 9.06 32.60 85.80
f値 2.88 4.11 5.75
画角 36.50 13.61 5.25
像高 6.71 7.89 7.89
レンズ全長 77.47 82.61 98.62
バックフォーカス 7.52 9.52 20.75(当ブログによる解釈です)
(記事元)https://ipforce.jp/patent-jp-A-2020-30249
(記事元)https://ipforce.jp/patent-jp-A-2020-30250
(記事元)https://ipforce.jp/patent-jp-A-2020-30252
キヤノンが1インチセンサー用のレンズ特許を多数出願
キヤノンが1インチセンサー用と思われるレンズの特許を多数出願していることがわかりました。公開された特許によれば、上記のようなレンズの特許が出願されていたということですね。
まず、これがどのようなカメラのレンズなのか?ということですが、まずほとんど像高が7.89mmであることから、1インチ用のレンズだと思われます。像高は半画角の像高ですので、7.89を2倍すると15.78となり、1インチセンサーの像高の15.8mmと一致します。
そして、バックフォーカスについては、それぞれ3mm~20mmぐらいになっていますので、恐らくミラーレスかコンデジ用のレンズであるのではないかということがわかりますね。
このことから、4-10mm f/2.8-5.6、10-40mm f/2.8-7.0、10-85mm f/2.8-5.6というレンズの出願特許であることがわかります。換算すると10-27mm f/2.8-5.6、27-110mm f/2.8-7.0、27-230mm f/2.8-5.6というレンズになりますね。
どのようなカメラのレンズ?
というわけでレンズについてはわかったのですが、このレンズはどのような用途のレンズなのでしょうか?焦点距離をみると、なかなかいい案配で分かれていることがわかります。
まず換算10-27mm f/2.8-5.6は超広角ズームです。大きな建物や自然撮影などに向いているレンズと言えそうです。換算27-110mm f/2.8-7.0はちょっと望遠端の長い便利ズーム的なレンズですね。標準から中望遠あたりまでをカバーする万能レンズとして利用できそうです。最後の換算27-230mm f/2.8-5.6は広角から望遠をカバーする便利ズームですね。旅行などに最適なように見えます。
これだけみるとレンズ交換式1インチセンサーの広角ズーム、標準ズーム、便利ズームに見えてきます。キヤノンは1インチのレンズ交換式カメラを発売する予定でもあるのでしょうか?
Nikon 1があったので、そのように考えてしまいがちですが、でも実際には恐らくコンデジ用のレンズではないのかな?と思いますね。標準ズームは明らかに1インチセンサー用のコンデジに見えますし、便利ズームはたぶん1インチセンサー搭載のネオイチのようなカメラになるのだと思われます。
そうすると換算10-27mm f/2.8-5.6はどのようなレンズとして利用されるのでしょうか?ひょっとしたらキヤノンは広角ズームを採用したレンズ固定式の高級コンデジを発売する可能性があるのでしょうか?
もし発売されるとしたらどのようなカメラになるのか楽しみですね。
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