NewCameraがα7 IVに関する噂を投稿しています。
最近の噂によると、きたるべきSONY α7 IVがバリアングル液晶を搭載し、主要なスペックは我々が見てきたα7 IIIとほとんど同様のスペックになるだろう。
ビデオブロガーと親和性の高い背面液晶と控えめなスペックはソニーの新しい戦略?
すべての人が知っているように、現在、ソニーはもっとビデオブロガーにフレンドリーなミラーレスを作り、更新し続けている。α6400,α6100、α6600は最新のAPS-Cシリーズは、わずかな更新でビデオブロガーに親和性の高い画面を備えている。
ソニーがAPS-Cのフラッグシップカメラにしたように、α7IVでも同じようにする可能性は高い。ビデオブロガーに適した画面を利用して、主要スペックは控えめにする可能性がある。
(記事を一部引用して意訳しています)
(記事元)http://thenewcamera.com/sony-a7-iv-coming-with-vari-angle-display/
ソニーがバリアングル液晶を採用?
ソニーがα7 IVにバリアングル液晶を採用する可能性があるようです。記事によればソニーのα7 IVはバリアングル液晶を採用は、動画撮影者により親和性のカメラを目指している可能性があるようですね。α6×00シリーズども同様の傾向を示しているとしています。
日本では最近でこそ当たり前になりつつありますが、海外だと結構、本人が自分の顔をだしてネットで動画を公開するのが当たり前になっていますよね。日本ですと、どちらかというと匿名性が欲しいらしく自分の顔を出してまで動画を公開するという人は少ないように思えます。ですが、最近はYoutuberが子供の人気職業の上位にランクインするようになって、日本も海外のように自分の顔を公開するということへの抵抗感が減っているように思いますね。
最近は一眼レフやミラーレスでも動画撮影機能が重視されていて、動画撮影を目的とする人がビデオカメラではなく一眼レフやミラーレスを購入するようにもなっています。そして動画撮影にも向いているカメラをハイブリッドカメラと海外では呼んでいますね。静止画と動画のハイブリッドという意味です。
当サイトでも何度も説明していますが、ハイブリッドカメラの条件があって、それは像面位相差センサーがあること、ノンクロップ4kがあること、そしてバリアングル液晶があることという3つが重要になっています。最近では、この3つの条件に加えて、動画の記録時間制限がないこと、バッテリー寿命が長いことも加えられつつあるように感じています。
なぜそうなのかというと、像面位相差センサーがないと、基本的にはコントラストAFになってしまうのでAFが遅かったり迷ったりするので動画撮影には向いていないということですね。そしてチルト式ではなくバリアングル液晶でなければならないことにも理由があります。それは、チルト式ですと上下にパカっと開くことしかできないので、自撮りする場合にはカメラの上部か下部に液晶が反転する形で見ることになります。多くは下部に180度反転する形になります。そうすると、自撮りの場合、三脚に設置することが多いわけですが、三脚に背面液晶が隠れてしまい、自撮り時に自分の様子を液晶でモニターできないから問題になるわけですね。バリアングルですと、カメラの横側に液晶を出すことができるので三脚の影響を受けることがありません。
いよいよ大幅なアップデート?
ソニーはフルサイズミラーレスのα7シリーズで大成功しているわけですが、ここのところ、各シリーズは細かなブラッシャアップだけで、大幅なアップデートがないと言われていました。ですが、ほぼ同じような機能でも、これだ!という機能を追加していき、新たな需要を的確につかんでいるように見えます。それが瞳AFだったり、動物の瞳AFだったりですよね。
そして安くなった旧機種も販売し続けることがシェアを伸ばすと同時に、同じ部品を利用し続けることにより新製品の製造原価を安くできるというメリットにもなっているように見えます。つまり、買い換えたくなるような革新的技術を投入することで買い替え需要を促すけれども、基本的な機能は同一で古い機種の部品を流用できるので、ユーザに買い換えさせることができるけど原価は安いというような、魅力的な戦略をとっているように見えますね。
わざと新しい機種を定期的に発売し、古い機種を機種落ちにさせる経営手法を計画的陳腐化といいますが、ソニーはそのあたりにかなり長けているように思いますね。さすがにオーディオ機器やテレビ、スマホなど様々な製品を販売してきたソニーだけに、カメラ市場でどのような新機能を追加した新製品を投入すればいいのかを理解しているように思えます。
で、話は横にそれましたが、そんなソニーがいよいよ既存の製品とは異なるバリアングル液晶を投入するということは、そょっとしたら既存とは大幅に異なる筐体を採用している可能性があることを示しています。なので記事元でもソニーは新たな戦略を採用したのか?と記述していると見られますね。これまで独壇場だったフルサイズミラーレス市場において、ニコンやキヤノンが参入してきたので、これまではブラッシュアップ程度で済んだ改良が、いよいよ本格的になる可能性があるということを示唆しているものと思われますので、ようやくソニーの本気のフルサイズミラーレスがみられる可能性があるのかもしれませんね。
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