OVOが子供の頃の写真撮影における調査結果を掲載しています。
それによると、95.5%が子どもの頃の写真を保管! 保管方法は、「紙焼きして写真アルバムやフォトブックで保管」が73.8%で主流。以下、「写真データとして保管」(39.3%)、「紙焼きして飾られている」(27.0%)の順となった。新成人が幼少の頃は、まだまた紙焼きが主流だったため、昔ながらのアルバムに収められているケースが多いようだ。
また、将来、自分の子どもに写真アルバムを作ってあげたいかと聞くと、92.0%が「作ってあげたい」と答えていた。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200114-00000002-ovo-life
めまぐるしく変化したこの20年間のカメラ環境
OVOが子供の頃に撮影された写真が残っているかどうか?というアンケート結果を公開しています。アンケートは新成人に対して行われたものです。アンケート結果によると95.5%の新成人が自分の子供の頃の写真を保管しているようですね。
ちょうどこの20年間というと、インターネットが普及し、携帯も当たり前になり、写メといわれるカメラ付き携帯が普通になって、PCも普及して、ガラケからスマホに移行するという、ネット界隈ではかなりの激動の時代ですね。そしてカメラもフィルムからデジタルへと大きな変化をした時代です。そしてスマホの登場でカメラの機能が劇的に向上し、廉価デジカメが衰退していったのもこの時代ですね。なので、保管方法にも差があるらしく、印刷して保管しているという人もいれば、スマホやタブレットなどでデータとして保管しているという人もいるようです。
自分の子供のアルバムを作りたい人は92%
その新成人へのアンケートでは、自分の子供を撮影してアルバムを作りたいという人は92%にもなるそうです。つまりほとんどの人が子供を撮影したいということになりますよね。子供の撮影には廉価コンデジでもスマホでもいいわけですが、しっかりキレイに記録したいのであれば、差別化として一眼レフやミラーレスを選択肢にいれる人もでてくると思いますので、カメラメーカとしては子供を撮影したい人に向けた製品や様々なサービスというのは、今後の差別化の一つとして重視していったほうがいいのかな?とも思いますよね。
例えばミラーレスカメラであれば、レンズを交換して光学望遠ズームで遠くにいる自分の子供をキレイに撮影することができますし、ボケを利用してポートレート的な撮影をすることも可能になります。高感度耐性にも強いので暗い場所での撮影も容易になります。
さらに自社製品を利用している人へのサービスとして、クラウド上の写真管理や、自動アルバム生成サービスなどを提供するのもアリなのかな?と思います。クラウド上で写真を保存できるばかりか、写真を選択するとアルバムを作成でき、さらにそのアルバムをコンビニなどで印刷できるようにすれば魅力的になりそうです。しかも、それが例えば自社のカメラからでしかないと利用できないということになれば、将来的に他社への移行の障壁を高くすることにもつながるのではないのかな?と思いますね。
最近はスマホでも、様々なサービスでも、それぞれ直接的な製品やサービスでユーザを囲ってしまうのではなく、関連サービスを提供することで他社のスマホやサービスへ移りにくくするような施策が行われています。カメラ業界も製品単体の魅力だけでユーザを囲うのでは無く、付随する魅力的なサービスを提供することで、全体として他社に移りしにくい状況を作り出していくことも重要なのかな?と思いますね。
コメント