ソニーα7、ソニーα7Rは2013年10月から製造されていた。それらのカメラは最初の二つのソニーのα7ミラーレスカメラだった。そのあとソニーはミラーレスカメラのシリーズを製造し、どちらのカメラも他の製品よりかなり多くのすぐれた主要スペックを持ち続けている。それだけでなく、ソニーはフルサイズミラーレスの価格をできる限り低くし、市場で手の届きやすいようにし、すでに確立されたフルサイズ一眼レフでの販売をかっさらった。そして、それからちょうど3年後。2016年にソニーはアメリカでNo.1のフルサイズカメラメーカになった。ソニーα7シリーズはまたアジアとヨーロッパの地域でも非常にポピュラーになった。
今日、ソニーはα7シリーズカメラをひっそりとディスコンにした。いまカメラはメジャーな小売店ではもはや見当たらない。
(記事を一部意訳しています)
ソニーα7とα7Rがディスコン
ソニーが発売して世間を驚かせたフルサイズミラーレスカメラの先駆者とも言えるソニーのα7とα7Rがディスコンになったということのようです。2013年末から発売していたということで、足かけ6年も販売していたことになるのですね。
その間にソニーのフルサイズミラーレスの新製品を投入し続け、α7RはIVまで、α7はIIIまでの新製品が販売されています。
ですが、長期間販売し、新製品もでていて、そのおかげもあってα7の価格は下落し、現在の最安値はズームレンズキットで約11万3000円ほどになっています。初値は約16万円でしたので5万円ほど値下がりして買いやすい価格になっていることがわかりますね。それにしてもズームレンズキットにしては価格がかなり安い設定ですよね。現在発売されているα7IIIのズームレンズキットは、機能向上しているとはいえ初値が24万円ぐらいの売り出し価格ですので、それから考えると10万円ぐらい値上がりしていることになります。これは機能向上のため値上がりしているというより、初代のα7が戦略的な価格でフルサイズ一眼レフ市場からなんとかシェアを得たいということで決定された安い価格だったのだと思われますね。
これまでに見られない販売戦略
ソニーのカメラの販売をみていると、かつてではあまり考えられないような販売をしていることがわかります。通常ですと、新しい後継機種が発売されたら、その一つ前の旧製品と併売することはありましたが、2代も3代も前のカメラもずっと併売されることは珍しいなと思います。
その顕著な例がコンデジのRX100シリーズで最新製品のRX100VIIが発売されているというのに、ソニーのホームページではまだRX100が掲載されている状況です。
通常ならば最新の製品の購買意欲をかき立てるために旧製品を1機種程度のこしておいて機能の違いをつけて、わざと高額な新製品を買いたいと思わせるようにするのですが、そのようなことをせず、すべての製品を残しておくというのは結構珍しいと思いますね。
ですが、こうすることによって過去に販売された製品は十分に値下がりし購入したいけど高額だからと購入するのをためらうような人々にも購入してもらうことに成功しています。なのでソニーは意図的に旧機種を製造し続け、とりかく市場でシェアを奪うことを最優先にしているのかもしれません。
しかも同じ筐体や部品を使い続ければ、そのぶん安く部品を得られることになりますので新製品の原価を下げることも可能になります。これはかなりうまい戦略だったのかもしれませんね。
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