1位:ソニー α7R IV
2位:ソニー RX100 VII
3位:ソニー α7 III
4位:ソニー α6400
5位:キヤノン EOS 90D
6位:ニコン Nikon Z 6
7位:キヤノン EOS RP
8位:キヤノン EOS R
9位:富士フイルム FUJIFILM X-T3
10位:リコーイメージング RICOH GR III同社によると、新品デジカメ販売月間ランキングで登場した機種の前モデルが(筆者注:中古デジカメ販売月間ランキングに)ランクインしているという。前モデルを下取りに出し、ソニーの新製品を購入するといったケースが多く、その結果として中古在庫が豊富になり、価格が手頃になった中古商品が売られているという構図になっている。
1メーカーでの循環がみられるのは、珍しい現象だとしており、少し前までは他メーカーからソニー製品への買い換えが多く、ここまで顕著な傾向はなかったという。
同社はこの結果について「常にミラーレスカメラの先陣を歩んできたソニー」が「多くのカメラユーザーから信頼を勝ち取り、支持されてきた」ためと推測している。
(記事を一部引用しています。筆者注は筆者が書き足した注釈部分です)
ソニー上位独占の衝撃力
マップカメラの2019年9月度のデジカメ販売ランキングが公開されました。その内容はかなり衝撃的です。ソニーが上位ランキングの1位~4位までを独占しています。それも、高級コンデジ、APS-Cミラーレス、フルサイズミラーレスとすべてで最高位のランキングに位置していることになります。これはかなり衝撃的なことですね。
マップカメラはカメラ小売ショップでも非常に有名なショップです。中古販売や買い取りを行っていて、マップカメラで高いランク付けされた中古カメラは新品同様の製品ばかりという評価もあるショップですね。なので、いわゆるカメラに関して玄人な人がよく利用するショップとなっています。
そのため、これまではどちかというとランキング的には保守的な傾向がありました。つまり既存のユーザがカメラを購入していたため、一眼レフから一眼レフへの買換えや、一眼レフでも高級機種が売れる傾向がありました。そのためキヤノンやニコンの一眼レフが上位に入ることが多かったわけですが、近年ではかなり変わってきていますね。
そのようなショップでソニー製品が上位に来ているということは、いまカメラの玄人さんたちは積極的にソニーの製品を選択しているということが言えると思います。ソニー製品はフルサイズでα7R IVが、APS-Cではα6400が、コンデジではRX100 VIIがトップ4にランクインしています。これはフルサイズ、APS-C、高級コンデジのランキング1位をソニーが独占していることを示しています。
それに対して既存のキヤノンとニコンは完全に出遅れの状況になっていて、キヤノンのEOS 90Dが5位に入るのが精一杯という状況で、ニコンとキヤノンのミラーレスは下位に沈むとい状態になり、ソニーに完敗状態です。
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爆売れ状態と思われるα7R IV
そして、α7R IVは非常に売れているようです。引用していませんが、記事によれば2位のRX100 VIIは3位のα7 IIIの倍うれているそうです。そしてα7R IVは2位のRX100 VIIのさらに倍近いほど売れているようです。つまり、α7R IVはα7 IIIの4倍ほど売れている計算になります。
逆に言うと、Nikon Z6、キヤノンEOS RP、EOS Rはα7R IVの最低でも1/4しか売れていないという計算になります。実際にはランキングはもっと下ですから、1/5とか1/6しか売れていない可能性もでてきそうです。これはメーカとしてはかなり心配な状況になってしまっているといえるかもしれませんね。
しかも、中古市場ではすでに所有しているソニーの旧機種を下取りして新機種を購入するという人が多いそうです。これはソニー製品を所有している人が新しいソニー製品を購入するというサイクルが出来上がっているということで、すでにソニーが一定のユーザについて囲い込みが成功しているような状態になっているということがわかります。つまりソニー製品で十分に満足できてしまっているわけですね。
このことからかなりいい製品を作らないとニコンやキヤノンはソニーからシェアを奪うということが難しい状況になっていると言えるわけで、かなり心配な状況になっていることは確かなようですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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