EOS R5宇宙へ
キヤノン電子の小型衛星CE-SAT-IEが、EOS R5の撮像系を搭載して、JAXA種子島宇宙センターより宇宙へ旅立つようです。
■ 打上げ予定日:2024年2月15日木曜日 *天候等により延期の可能性あり
■ 打上げ予定時間帯 : 9時22分55秒~13時6分34秒(日本標準時)
■ 打上げ予備期間 :2024年2月16日(金)~2024年3月31日(日)
■ 打上げ場所 : JAXA種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
■ 予定ロケット :H3ロケット試験機2号機(H3TF2)
■ 投入軌道 :太陽同期準回帰軌道 軌道高度約670km
CE-SAT-IEについて
質量 約70kg
サイズ 約50 cm x 50 cm x 80 cm
搭載検出器 (主光学系) 口径40 cm 望遠鏡
Canon EOS R5
(副光学系) Canon PowerShot S110
地上分解能 (主光学系) 0.8m 相当
撮影範囲 (主光学系) 6.5 km × 4.3 km
EOS R5の撮像系を搭載
EOS R5が人工衛星に搭載され打ち上げられることがわかりました。なおアイキャッチ画像は人工衛星のイメージ画像です。
今月の15日に打ち上げられるH3ロケットにキヤノン電子の小型人工衛星が搭載され打ち上げられることがわかりました。H3ロケットは試作1号機の第2段エンジンが点火せず失敗に終わったわけですが、その原因が究明されて、その対策をしたうえで打ち上げられるそうです。
しかし、失敗の可能性もあるため大型衛星は搭載せず、ほぼ同じ重量の「おもり」と、小型衛星を搭載して打ち上げられるそうです。そして、その衛星のひとつに決定したのがキヤノン電子の小型衛星だそうです。
もともと、CE-SAT-IEの前モデルにはEOS 5D Mark IIの撮像系が搭載されていたようですが、今回はミラーレスカメラのEOS R5の撮像系が搭載されるようです。もちろん、あの形状のカメラがそのまま搭載されるわけではなくて、イメージセンサーやレンズなどが使われるという意味だと思いますね。 実際に実機がそのまま搭載されるようです。
そして、サブとしてPowerShot S110を利用したカメラも搭載されるようです。
打ち上げは2月15日の木曜日、打ち上げ予定時間は9時から13時の間で決定されるようです。天気予報で調べると降水確率60%で雨が降るようなので打ち上げられるかどうかは微妙かもしれません。Youtubeなどで配信されると思いますので、仕事がお休みな人はみてみるといいかもしれませんね。
さらに「EOS R1いよいよ発表?? カメラ認証登録発覚でキヤノンの動向に注目集まる」ではEOS R1の噂について詳しくお伝えしています。
- カメラのキタムラ売れ筋ランキング Nikon Z30が首位 EOS R5 IIが2位で猛追
- サムヤンのRF-Sレンズは正式認可を受けている!? キヤノンのレンズ戦略に変化か?
- EOS R1は報道スポーツ写真に理想的だが少し専門的になりすぎたかもしれない
- キヤノンが24-130mm f/4、24-80mm f/2.8のレンズ特許を出願
- キヤノン R6 III、積層センサーのR7 II、プロ向けRF-Sレンズ2本計画中か
- キヤノンRF50mm F1.4 L VCMの供給不足を告知 通常より時間がかかる可能性
- キヤノン EOS R1のテクノロジを解説する特設ページ公開 クロスAFの技術ほか
- RF70-200mm F2.8 L IS USM Zに白と黒のカラバリが設定された理由が判明
- キヤノンのRF200-500mmはf/4ではなくf/5.6になるという噂が急浮上
- RF35mm F1.4 L VCMは複雑なレンズで賛否両論になるのは明らか
コメント
コメント一覧 (4件)
先代のCE-SAT-Iは5D2をそのまま搭載しています。また、取材で「R5を搭載予定」と回答していることや市販品流用でコストを下げる話をしていることから、CE-SAT-IEでもR5をそのまま搭載しているものと思います。
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2310/21/news051_2.html
ご指摘ありがとうございます。記事を一部修正いたしました。
今後とも当サイトをよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
EOS R5 は搭載にあたり、被爆試験はしたようです。
H3ロケットは成功すると良いですね。
H-2 初号機から地上試験用の計測器の設計を担当し、H3 用は退職後でしたので
元の勤め先に出向き設計の考え方や手順を若い社員にレクチャーしました。
少し前にNASAにZ9納品のニュースがありましたが
カメラの宇宙進出は各メーカーの技術力アピールの機会の様ですね。