α6700レビュー
発売されてから、そんなに日が経過していないのですが、ソニーのα6700に関するレビューがかなりでてきていますね。このレビューもかなり興味深いレビューでしたので、紹介したいと思います。
それではレビューをみてみましょう。
まず最初に一つ明確にしておこう。間違いなくα6700は、これまでのソニーのAPS-Cカメラの中で最高のものであり、かなりの違いがある。実際、その前モデルのレビューを振り返ると、ソニーは私の最も不満だった点を多く修正している。今では、フロントダイヤル、大幅に改善されたアスペクト比3:2のバリアングル液晶、そして適切なタッチ式背面液晶が用意されている。新しいオートホワイトバランスのアルゴリズムによって色出力が改善されたことも満足している。
被写体検出オートフォーカスなど、主要な機能の向上がある。動画機能も大幅に向上し、120fpsの4k動画は、一部のユーザにとって大きな魅力となるだろう。他の潜在的な購入者は、メモリカードスロットが1つしかないことに不満を持つかもしれないが、私はあまりきにしていない。
しかし残念ながら、多くの改善があったにも関わらず、私はα6700に少し冷めた。操作系を自分好みに再設定しても、本格的な愛好者向けのカメラに期待するようなシームレスで流れるような操作が提供されることはなかった。これは、主にソニーがAFエリアを操作する専用のコントローラーを追加しなかったことに起因している。コントローラの代わりに、タッチ式背面液晶か、Dパッドのどちらかを使用する必要がある。しかし、後者はあまりにも多くのことに使用されているため、間違って設定を変更してしまうことがよくある。それはフラストレーションがたまる作業で、それがマニア向けのライバル機種の多くにジョイスティックが搭載されている理由だ。
α6700を気に入るかどうかは、カメラがどのように動作するべきかを考えるかどうかによって決まるだろう。撮影体験を重視するのではなく、何ができるかを重視するのであれば、非常に高性能なツールになることは間違いない。既存のAPS-C Eマウントカメラのレンズを所有している撮影者や、フルサイズのソニーカメラを使用している写真家が、より小型なカメラを追加しようと検討している場合、それは当然の選択だ。しかし、ソニーのブランドに執着する必要がない人々にとっては、物事はそう単純ではない。個人的には、趣味で写真を撮影する場合なら、X-S20またはX-T5を選択する。
非常に優れたツールではあるが・・
上記はまとめ部分を引用したもので、かなり詳細なレビューがありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
またこのほかのα6700のレビューが気になる人は、こちらのリンクからご覧ください。
さて、レビューによれば、α6700はソニーのAPS-Cカメラで最高のカメラであるとしています。多くの改善があり、より優れたカメラだという評価になっていますね。
しかし、α6700のレビューで共通しているのは、カメラにある機能は優れたものであるが、なんかしっくりこないみたいな意見が多いようですね。それは主に操作系やカメラ本体の形状に関するものが多いようです。
例えば、EVFは光軸上にありません。この背面からみて左上にEVFがある形状は、右目で撮影する人か、左目で撮影する人かによって、かなり意見がわかれるようです。そして操作系に関しても、AFエリアをコントロールする操作系がないということで、自分の思い通りの撮影ができないので、なんかちょっと違うということになっているようですね。
このあたりは個別の意見を聞けば、確かにその通りでよく理解できるところです。
しかし、小型軽量なカメラにするには割り切りが必要で、そのような機能が搭載されなかったり、EVFが光軸上にないのは仕方がないことかもしれません。
一方で高価なカメラを購入するのだから、同価格の他のメーカにはある操作系がほしいという理由もよくわかります。なのでこのあたりは非常に難しい評価や判断になるのだろうと思いますね。
以前のソニーの開発に関わった人は「写真を撮る人の気持ち」や「写真の文化」を学んだことが大きかったということを述べています。それは当サイトでも以下で記事にしています。
α6700は「写真を撮る人の気持ち」や「写真の文化」を考えて設計されたのかどうか、ソニーの思いと使う人の思い、そのギャップや認識、解釈が違うことで、このような評価の違いがでてくるのかもしれません。
(記事元)https://amateurphotographer.com/review/sony-alpha-a6700-review/
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
ふと思ったのですがα7C IIが出るとしたらα6700とほぼ同じような筐体になりそうですね。
フロントダイヤル追加したり上面や背面のダイヤル/ボタンもほぼ同じになりそうで、側面の端子部分はむしろα6700がα7Cに寄ってますし、α6700の筐体にα7 IVと同じFFセンサーが搭載されたものがα7C IIとして出てきたら順当な感じがします。
なのでα6700はα7C IIを出す前に出しておきたかったのかなとも思います。
ジョイスティックの搭載にどの程度のスペースやコストが必要かが気になります。小型化を優先して搭載を避けたんでしょうか。
α6000シリーズ内での差別化を図るなら搭載した方が良かったようには感じます。一方α7シリーズとの差別化であるなら……それでも、フロントダイヤル搭載などの進化はありますし、いずれは載るかもしれませんね。