オートフォーカスにも対応しているアダプタです。
株式会社焦点工房は、TECHARTブランドのマウントアダプター「TZE-01」の発売時期について、6月の発売予定を7月に延期すると発表した。
理由は生産上の都合のため。
TZE-01は、ソニーEマウントレンズをニコンのミラーレスカメラZシリーズ(Z 7、Z 6)に装着するためのマウントアダプター。電子接点を備えており、Eマウントレンズのオートフォーカスにも対応する。
希望小売価格は税別2万5,000円。
(記事を一部引用しています)
以前にお伝えしたEマウント用のレンズをZマウントで使えるマウントアダプタが発売を延期したようです。
この商品にはちょっとびっくりしましたね。というのもEマウント用のレンズと、Zマウント用のレンズのフランジバックの差は2mmしかありません。したがって、このマウントアダプタは2mmの厚さしかないことになり、しかも、その内部にZマウントの信号をEマウントの信号に変換しEマウントのレンズを駆動させるような仕組みを内包させる必要があります。
技術力が高いメーカなら、2mmの隙間でそのような仕組みのアダプタを作ってくるかもしれないな?と考えていましたが、実際にそれをやろうとしているメーカがいたわけですね。それが、この製品を開発した焦点工房です。
ですが、残念ながら発売予定日を1ヶ月延期した7月にずれ込むと発表しました。メーカの発表によれば、生産上の都合としていますが、どのような都合なのでしょうか?
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生産上の都合という言葉は、メーカがよく使う言葉です。あらゆることが含まれるので、あまり詮索されたくない場合には使える一般的な理由ですね。
可能性としてはいくつか考えられそうですが、需要に対して供給が追いつかない、マウントアダプタとしての機能上なにかしら問題が発生した、物理的にアダプタの耐久性が足りなかったというようなことが考えられそうです。
供給が追いつかないという場合ですが、この場合は正直に製品が好調で製造が追いつかないと表現したほうが、製品の宣伝にもなりますので、この可能性は少ないのかな?と思います。
マウントアダプタの機能に何かしらの欠陥があったということも考えられますが、この製品はUSB接続することによりファームアップすることが可能です。なのでソフト的な問題であればファームアップで対応可能ですので、機能的に問題があったとするとハードレベルの問題である可能性があるので、これは深刻になりそうです。
そして物理的にアダプタの耐久性が足りなかったという可能性ですが、こちらは物理的な問題になりますのでファームアップでなんとかできるような問題ではなく、かなり深刻な問題になります。そして、このマウントアダプタは最薄部で2mmになるわけですので、レンズや本体の取り付けにおける問題点や、耐久性はかなり問題になる可能性が高いと考えられますね。
いずれも可能性でしかないわけですが、可能性としてはハードレベルで何かしらの問題点があったか、ファームアップでは修正できない何かしらの問題点が判明してしまった可能性が高いと考えられますね。
ニコンからソニー製品に以降してしまった人も、この製品を使うことでソニーレンズをZシリーズで利用できることになるので、楽しみにしていた人も多いと思いますので、ぜひとも販売して欲しいと思いますね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1191477.html
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