ソニーで初めて爆発的に売れたカメラ
ソニーで初めて大ヒットしたカメラという面白い記事がありましたので紹介したいと思います。どのような商品だったのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
(前略)
石塚:だけど、米国でバカ売れしたんですよ。特に10倍ズームのFD7が。
どうしてそんなに売れたんでしょう。
石塚:デジタルマビカが何に使われたかって、業務用だったんです、例えば、自動車の保険会社さんとか不動産屋さんとか、写真が必要な仕事ってあるじゃないですか。もちろん、当時もデジカメはたくさん出ていたんですが、ほとんどの機種は内蔵メモリーに記録して、パソコンにケーブルで接続して読み出していましたよね。
(後略)
内容は非常に面白いので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて記事によれば、フロッピーディスクを記録媒体にした97年発売のMVC-FD7、MVC-FD5がソニー初の大ヒットしたデジカメだそうです。なぜ売れたのか?という理由が、上記で引用した部分なのですが、日本ではヒットせずアメリカで大ヒットしたようですね。
でも調べてみると、コンパクトフラッシュなどのメモリカードや、98年にはソニーのメモリースティックなどのメモリカードがあったのに、なんでフロッピーディスクを記録媒体にしてカメラを作ってしまい、しかもそれが売れたってのが今から考えるとよくわかりません。恐らくフロッピーディスクドライブの本体とフロッピーディスクそのものも安く、当時はパソコンに必ずディスクドライブがあったでしょうから、メモリリーダライタなしでPCに取り込めることができるというのが便利だったからなのかもしれません。メモリリーダライタもたぶん当時は高かったのではないかと想像します。
最大記録枚数40枚
そんなFD7ですが、どんなカメラなのかと思って調べてみたら、当時のソニーのプレスリリースが残っていました。
ただし、これはFD7そのものではなく、FD7の後継機種のカメラのプレスリリースになります。プレスリリースをみると、画像はjpegに変換され保存されるようです。標準モードでフロッピーディスク1枚に最大で40枚ほどしか記録できなかったようで、これだと何枚も撮影しようとすると何回も交換しなければなりませんね。
それでもこれならjpegで保存されているので、PCにフロッピーを指してファイルをダブルクリックすれば画像が開けるので便利といえば便利といえそうです。でも、その後にメモリカードが主流になることはわかっていたでしょうから、それを知りながら開発した過渡期的な商品なのでしょうね。そう考えると今は非常に便利になっています。メモリリーダライタも標準で付いてくるPCも増えました。
ふるーいパソコンを触らなければならないときに、USBからのブートも光学ドライブからのブートもできないときがあって、フロッピーディスクでブートディスクを作成して起動させたことがありますが、フロッピーなんてほとんど使ったことがありません。今の人はフロッピーといっても何それ美味しいの?という状態になっていると思います。たぶん。考えればいまは光学ドライブもないPCがほとんどで、一応必要になったら困るってことでUSB接続のポータブルDVDドライブとフロッピーディスクドライブも所有していますが、それももう何年も触っていません。思い返せばコンデジも何年も触っていないので、コンデジもかつてのフロッピーのような存在になっていくのかもしれません。
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/4ecb1a8d3d26509e13c3e40a7ee69394045205d9
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
マビカの名前は懐かしいですね。
最初の試作品はアナログ記録でした。
マビカが発表された頃、既にカメラメーカーの技術屋さんはいずれ
画像の記録方法がフィルムから電子データになると言っていたのを
思い出します。
というかスマホってコンデジですよね。
“常時ネット接続されてるレンズ一体型カメラ” でもあるわけですから、スマホとコンデジを分けて括っているというのがもう古い認識なのかもしれません。
例えば馬と車は同じ “乗りもの” という括りでもありますが、馬が主流だった時代の人からすれば「馬と車は別ものだ!車なんかと一緒にするな!」と言われるかもしれません。
今までの括り (先入観) を持たない人からすると、コンデジよりもスマホ (常時ネット接続されてるレンズ一体型カメラ) のほうが上位互換なんだから “コンデジ” が売れなくなるのは当然では?と感じているかもしれませんね。