ニコンレンズがふるさと納税の返礼品に
ニコンのレンズをふるさと納税の返礼品にしたところ、これまでで約3000万円の寄付が集まったそうです。結構な金額になりますね。どのようなレンズが返礼品になっているのでしょうか?
栃木県大田原市が、ふるさと納税の返礼品に「栃木ニコン」(同市実取)で製造されているデジタルカメラ用の高級レンズを採用したところ、約2か月で2976万7000円の寄付が集まった。同市では「予想外の反応で驚いている。今後も地元産のいいものを返礼品として開発していきたい」(斎藤達朗総合政策部長)と期待を強めている。
栃木ニコンは光学機器メーカー大手・ニコンのグループ会社で、国内のレンズ製造の拠点となっている。返礼品のラインアップは、最も多くの寄付額が必要な713万4000円の800ミリの超望遠レンズから、93万4000円の14~24ミリ広角ズームレンズまで13種類。
このうち、昨年10月31日の開始から12月末までに、491万7000円の600ミリ超望遠レンズを最高に16件の寄付があった。
記事によれば、ニコンのレンズ13種類が返礼品となっていて、その中には713万4000円の寄付でもらえる800mmの超望遠レンズですとか、93万4000円の寄付でもらえる14-24mm広角ズームなどが含まれているそうです。
これまで2ヶ月間で約3000万円ほどの寄付があったということですので、仮にすべて14-24mmの広角ズームの返礼品だったとしたら、30件ほどの寄付があったという計算になりますね。そう考えると、必ずしも多くの人が寄付しているわけでなく、ごく一部の人が寄付をしてニコンレンズを返礼品としてもらっているようにも思えます。
返礼品の価格ぶん目減りする税収
このふるさと納税は、返礼品は自治体に寄付した金額の最高で30%の価格までということが決められています。なので、100万円寄付したら30万円までの返礼品しか受け取ることができません。また所得や家族構成によって、ふるさと納税の寄付をすることによる控除金額の上限が決まっています(決まっているというか損にならない上限が計算で決まる)。そのため、平均的な所得の人であれば4万円から7万円ぐらいが上限になるので、713万円の寄付とか93万の寄付とかそういうのができる人はごく限られた人になるのだと思いますね。
ということは結構なお金持ちな人がふるさと納税して、合計で3000万円の寄付になったのではないのかなと思います。
でも、寄付に対する控除はいいのですが、自治体への寄付で、さらに返礼品があるとなると、それだけ国全体として考えると国家の税収が目減りすることになるので、あまりいい仕組みではないようにも思えます。
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/02dd841480e9f16c35b9d0f1858a8d5a88620384
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