デジカメ販売数量は減少も金額が補う
2022年上半期のデジカメ出荷数量や、販売平均価格に関する記事が掲載されています。2022年上半期のデジカメ販売はどのような状況だったのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
・デジカメ販売は前年比11%減の54万台
GfK Japan
・春以降持ち直しのうごき。3月下旬にまん防が終了し旅行需要回復が理由と推測
・レンズ交換式が数量ベースで前年比7%減
・ミラーレスは数量ベースで3%増
・デジカメの平均価格は18%上昇し8万3000円
・交換レンズは数量ベースで7%増の23万本
・うちミラーレス用は数量ベースで20%増
・レンズ交換式の割合は数量ベースで8%増加の80%
記事はAV機器やIT関連機器など、カメラ関連製品以外の販売状況の記述がありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。上記はデジカメ部分を要約したものになります。
記事によれば、デジカメ販売はまん延防止法による外出自粛などが終了した春以降に、デジカメ販売が復活してきたと推測しています。ただ、もともと3月から5月ぐらいにかけて、カメラが最も売れるシーズンですので、それと重なっている可能性もありそうです。
それでも残念ながら前年同期比で(以下、同じ)11%減の54万台にとどまったとしています。ただし、販売平均価格が18%上昇したということで、減少した分を価格が補っているという構図になっていることがわかります。
ミラーレスの販売比率は80%に
また、ミラーレスと一眼レフの比率については、現在販売されているカメラの80%がミラーレスカメラだそうです。前期比で8%増加ということですので、2021年上半期のミラーレスの比率は72%だったことになります。やっぱり一眼レフの販売はかなり縮小してしまっていることがわかりますね。ニコンがD4桁シリーズの販売を取りやめたことも大きいのではないかと思いますね。
交換レンズについては、ミラーレス用は大幅増加の20%増加となっているそうです。一眼レフ用レンズの本数は減っているようですが、全体で8%増加ということは一眼レフ用が売れなくなった分をミラーレス用で補うことができていることになりそうです。
ただレンズは一度購入してしまえば、ずっと使用し続けることになりますし、製品のライフサイクルもながく、仮に新製品がでたとしても次々と買い換えができるようなものではありません。なので、一度、需要が一巡してしまえば、レンズに対する需要は急激に落ち込む可能性があるので、この状況が長く続くのは難しいのではないのかなと思いますね。
それでも、まだ一眼レフ用にはあるレンズでミラーレスにはないレンズが山ほどあるので、その間はレンズからの利益は安泰かもしれません。
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