Nikon Z 9新ファーム公開
ニコンがNikon Z 9の新ファームを公開しています。どのような修正内容なのでしょうか?
それでは、早速みていきましょう。
- • カスタムメニュー f2[カスタムボタンの機能(撮影)]でボタンに割り当てられる機能として[高周波フリッカー低減]を追加しました。*
- *内容の詳細につきましては、「 ファームアップ補足説明書 」をご覧ください。
- • 小さな被写体に対するオートフォーカスの追従性を向上しました。
- • [フォーカスモード]を[コンティニュアス AF]に設定した場合の人物検出時における瞳 AF/顔検出 AFのピント精度を向上しました。
- • [AF エリアモード]を以下のいずれかに設定したときに、ピントが背景に張り付いてしまうことがある現象を改善しました。
- – [シングルポイント AF]、[ダイナミック AF(S)]、[ダイナミック AF(M)]、[ワイドエリア AF(C1)]をサイズ[1 x 1]、[ワイドエリア AF(C2)]をサイズ[1 x 1]に設定したとき
- • カメラの[手ブレ補正]を[しない]以外に設定し、カメラを上または下に向けた状態でパンニングした際の手ブレ補正の動作を改善しました。
- • 以下の不具合を修正しました。
- – 一部の Z マウントレンズを装着した際、カスタムメニュー a1[AF-C モード時の優先]を[フォーカス]に設定して、[フォーカスモード]を[コンティニュアス AF]にした際、ピントが合っているのにシャッターが切れないことがある。
- – F マウントレンズ装着時に撮影モードを M または A モードに設定していた際に、カスタムメニュー f4[操作のロック]で[絞り値のロック]が設定できない。
- – 絞りリングと電子接点がある F マウントレンズ装着時に、 カスタムメニュー f1[カスタムボタンの機能(撮影)]に何れかのボタンに[撮影機能の呼び出し]を設定すると、[現在の設定を登録]が選択できない。
- – [静止画撮影メニュー]の[自動ゆがみ補正]を[ON]にして撮影しても、自動ゆがみ補正 が適用されていないことがある。
- – Mac 版の Picture Control Utility 2 を使用してメモリーカードにカスタムピクチャーコントロールを保存すると、そのカスタムピクチャーコントロールがカメラで認識されない。
- – 以下の設定を行った際に撮影機能の呼び出しを行うと、意図せず露出が変わってしまうことがある。
- ▸ 撮影モードをM、かつ、ISO 感度を固定
- ▸ カスタムメニュー b7[絞り値変化時の露出維持]を[しない]以外に設定
- ▸ カスタムメニュー f2[カスタムボタンの機能(撮影)]に何れかのボタンに[撮影機能の呼び出し]または[撮影機能の呼び出し(ホールド)]を割り当て、その中の設定項目を以下のように設定
- ◊ [シャッタースピード]、[絞り値]、[ISO 感度設定]のチェックを全て外す
- ◊ [撮影モード]のチェックを外す。または [M]に設定する
- – 以下の2つの項目を異なる設定にしている状態で撮影機能の呼び出しをすると、正しく被写体検出されないことがある。
- ▸ [静止画撮影メニュー]> [AF 時の被写体検出設定]
- ▸ カスタムメニュー f2[カスタムボタンの機能(撮影)]> 任意のボタン >[撮影機能の呼び出し]または[撮影機能の呼び出し(ホールド)]>[AF 時の被写体検出設定]
修正だけではない新ファーム
修正内容をみるとね基本的には細かな不具合の修正の割合が多いようですが、その他にもいくつかの新機能の追加や改善している機能もあるようです。
では、その機能改善の部分を抜き出してみます。
・カスタムメニュー f2[カスタムボタンの機能(撮影)]でボタンに割り当てられる機能として[高周波フリッカー低減]を追加しました。
・小さな被写体に対するオートフォーカスの追従性を向上しました。
・[フォーカスモード]を[コンティニュアス AF]に設定した場合の人物検出時における瞳 AF/顔検出 AFのピント精度を向上しました。
このように、さらに小さな被写体の追従性が向上したり、AF-Cで瞳AF、顔検出AFのピント精度が向上されているようです。Nikon Z 9ユーザとしてはすぐにアップデートして、実際に試してみたくなるのではないかなと思いますね。
新ファームのダウンロードは上記の記事元リンクからどうぞ。
さらにNikon Z 9に関する最新情報はこちらから
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