Nikon Z 9を分解してみた
Nikon Z 9を分解してみたという記事が掲載されています。記事では実際にNikon Z 9が分解されている様子が細かく撮影され、公開されています。
内部をみるといろいろなことがよくわかるようです。
記事によれば、イメージプロセッサの周囲にヒートシンクフレームを設計していて、効率的に熱を逃がす対策が行われているとしています。また、センサーのネジを微調整できるアクセスホールがあり、ネジを回すことでセンサーの位置を微調整できるようになっているとしています。カメラを完全に分解しなくとも、ある程度の分解でセンサーの微調整ができるとは、よく考えられていますね。
また各種端子についても、Z 9はマザーボードに半田付けされており、フレックスケーブルでつながれているα1とは異なり修理が難しそうだとしています。しかし、これも逆に言うと外れないようにしっかりと取り付けられていると解釈することもできるので、一長一短があるのかもしれません。
さらに分解するとケーブル類がよく見えるようになるわけですが、センサーからは、EVF、メモリカード、背面液晶につながると思われる配線をみることができます。ここにかなりのデータが高速でやりとりされていると考えると、すごいなと思いますね。
見所はセンサーユニットを着脱するところで、センサーから出ている配線、ボディ内手ぶれ補正などが印象的です。特に、ボディ内手ぶれ補正は、他のメーカのとは異なり、使用していないときはロックされ損傷を防ぐようになっているのだそうです。他社はロックされず、センサーがゆらゆらとしているとしています。これもプロフェッショナル向けのカメラとして、センサーユニットを損傷させないニコンの細かな配慮なのかもしれません。
そしてバラバラに
そして最終的にはこんな感じになったそうです。
何十万もするカメラを分解するとは非常に勇気がいりますよね。これで保証期間は無くなりましたし、仮に故障したとして修理に応じてくれるかどうかも不明です。そして、最終的に組み戻したときに、もしネジが1個でも余っていたらと考えると恐怖しかありません。
というわけで、実際にはもっと細かな部分を撮影した画像や、分解手順などがわかるようになっていますので、興味がある人はぜひ記事元リンクから全部の画像をご覧ください。
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コメント
コメント一覧 (1件)
電子部品の事はよく分かりませんがマウントが外れレンズに残っている
画像にビックリしました。
Fマウントも同じ壊れ方をした画像を見たことがあります。
筐体がモノコック構造のようなので修理は筐体の前面交換ですね。
この方が安価に作れるのは分からなくもないですがシャーシーがあったほうが
狂いは出にくいと思います。
また分解作業をしているのはプロの修理業者さんと思われます。
マウント破損の連絡を貰って別の個体を分解し壊れやすいところを調査
していると思われます。