ニコンの半導体製造装置が好調
旧世代の半導体製造装置への需要が高まっている。回路の形成に使う露光装置の中古品の価格は2年前に比べ2倍になった。納期が延びている新品の代替需要に加えて、半導体の国産化を進める中国から成熟した技術の製品の引き合いが強まり、特需のような状況になっている。ニコンは新製品の投入に動くなど、国内勢にとっても新たな商機となっている。
-日本経済新聞
ニコンの半導体製造装置に注目が集まっているそうです。半導体不足によってメーカによる新たな製造ラインの立ち上げが相次いでいて、ニコンは旧世代の半導体装置の新製品の投入を決めたほどだそうです。
半導体に関しては常に最先端の製造技術で製造されているわけではなく、自動車や家電などでは比較的旧世代の半導体製造装置でも十分に事足りるのだそうです。そしていま足りなくなっているのが、ニコンがシェアを多く獲得していた時期に製造できる半導体で、そのためニコンの半導体製造装置にも需要が高まっているということになっているようです。
各国とも国産へ回帰か
今回のウクライナ戦争や、米中の貿易戦争をみると、いかに非民主的な国家に特定の製品や部品を頼るのが危険であるのかがよくわかりました。そのため、各国とも他の国に頼ることなく、可能であれば自国で、少なくとも同盟関係にある民主主義国家内で、様々な製品や部品、エネルギーなどをまかなえるような方向になっていくだろうと思います。
日本でもTSMCとソニーが共同で熊本に新しい半導体製造工場を建設中ですが、そういう国はもっと増えてくると思いますね。そうなるとニコンの旧世代とはいえ半導体製造装置もまだまだ需要が見込めて、売り上げに貢献することになるのではないかと思います。
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