Nikon Z 9レビュー
■ 良いところ
・印象的なRAWとJPEGの画像品質
・フルAFでの20コマ/秒撮影
・機能的で設定が容易なAFシステム
・ほとんどラグなし、ブラックアウトフリーの応答性に優れたEVF
・Dシリーズの一眼レフに似た動作と操作性
・使いやすい動画モード
・10bit RAWビデオモード
・ビデオの露出を設定する波形表示
・信頼性、一貫性のある動画でのAF
・最も要求の厳しいビデオモードでの2時間以上の撮影
・便利なUSB充電■ 好きでないところ
・高速フリッカーディスプレイでバンディングを発生する電子シャッター
・最小シャッター速度に自動ISOを設定する簡単な方法がない
・30コマ/秒の連写はJPEGだけ
・他のライバルと比較して大きく重い
・カスタマイズオプションは豊富だが、すべての機能にアクセスできない
・10ビット HDR静止画機能がない■ まとめ
-DPREVIEW
・D6ユーザにはすぐ馴染み、一眼レフのように感じられる
・EVFはレスポンスがよく、ラグを感じず、撮影に集中できる
・AFはフレーム内を細かくカバーし、一眼レフでは不可能な被写体認識も可能
・シネマカメラに匹敵する動画機能を実現
・画像も素晴らしくD850やα1よりダイナミックレンズがやや狭いが実用上差はない
・圧縮RAWもほとんどデメリットがない
・AFは驚異的で、これまでで最高のスピードと性能がある
・Z 9のRAW撮影は20コマ/秒の制限がありα1に譲るが、Z 9が優れていない唯一の仕様はこれぐらい
・電子シャッターのみなので高周波のディスプレイでバンディングが発生する
・Z 9はニコンのシステムを使うプロフェッショナルに高性能なカメラを提供することが目的で、それは成功している
・これまで使用してきたカメラで最も完成度の高いカメラ
わかってきたNikon Z 9のマイナスポイント
DPREVIEWがNikon Z 9のレビュー記事を掲載しています。記事では、AFや画質などそれぞれ細かなレビューがありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。上記は”まとめ”の部分を要約したものになります。
基本的にはNikon Z 9の性能については絶賛されているようなレビューになっていて、ニコンの機材を利用するプロフェッショナル向けカメラとして成功しているという表現になっていますね。
ただ、α1などと比較すると、いくらかの足りない部分があることも同時に触れています。例えば、10ビットのHDR画像がないこと、フレームレート、遅延の少なさでは勝るがEVFの画素数はライバルよりかなり少ないこと、α1と比較してRAWでの30コマ/秒撮影ができないこと、α1より重く大きいこと、このあたりがデメリットとなっているようです。そして、α1の軽量さが好きでα1を選択する人もいるかもしれないが、Nikon Z 9は既存のDxシリーズのなかで最軽量、最小ということなので、既存のニコンユーザにとっては馴染みがあるという書き方がされています。
あと問題となりそうなのが、リフレッシュレートの高いディスプレイ(恐らくスタジアムにあるようなLEDディスプレイ)を撮影したときなのか、近くにディスプレイの光があるときなのかよくわかりませんが、画像にフリッカーが発生することがあり、これが問題になるかもしれないとしています。たぶん、LEDディスプレイの光が被写体にあたっているとフリッカーが発生してしまうのだと思いますね。キヤノンのEOS R3には、このフリッカーを出さないための機能があるようですが、Z 9にはまだないようです。
これはメカシャッターレスなので仕方が無いところですが、最小限にする設定機能など将来のファームアップで可能になるのでしょうか?
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