Northlight Imagesは、キヤノン製のカメラに共通するバッテリーグリップを示すキヤノンUSAの特許があると明かした。
それは様々カメラのボディにフィットする様々なアダプタを利用するバッテリーグリップのように見える。そして、三脚ネジの位置を調整するために動かせるギアもある。
下記で、カメラとバッテリーグリップの間でどのようにアダプタが動作するのか二つの異なるカメラの画像を確認できる。
(記事を一部引用して意訳しています)
(記事元)https://www.canonrumors.com/patent-canon-universal-battery-grip/
キヤノンが共通バッテリーグリップを計画中?
CanonRumorsがキヤノン製品の新しいバッテリーグリップの特許について報告しています。
記事によれば、様々なカメラに共通して利用できるバッテリーグリップの特許を、キヤノンが出願したようです。その内容については、まず共通のバッテリーグリップがあり、カメラとの接続にはそのカメラ専用のアダプタのようなものを経由して、共通バッテリーを取り付けるような形になるようです。
確かにこれであれば、共通バッテリーグリップとして開発できそうです。メリットとしてはすべてのカメラで共通するグリップになりますので、それぞれの個別のカメラに合わせたグリップを開発する必要がなくなります。つまりアダプタさえ開発してしまえば、既存のグリップを利用できるので開発も楽になりますね。
そして、共通バッテリーグリップは様々なカメラで利用できるはずですから、たくさんの販売数を見込めることができます。そして長期間販売され続けることになります。そうすると大量生産の効果で、バッテリーグリップの価格がかなり安くなる効果も期待できると考えられます。
そう考えるといいことずくめのように見えますよね。
デメリットは?
ですが、いくつかのデメリットも考えられそうです。
まずは形状ですね。上記の画像をみるとわかりますが、やはり汎用性のあるグリップですのでカメラのサイズによっては、グリップの幅や厚さ、カメラの幅や厚さがちぐはぐな状況になる場合があります。これは汎用的に作成しているので仕方がありません。そのため縦構図にしたときのグリップやレリーズボタンの位置に違和感を感じる可能性も考えられそうです。
次に耐久性です。既存の製品では直接的にカメラに接続できるわけですが、この特許の製品の場合はアダプタを経由して取り付けることになります。そのため通電する端子部分ですとか、かなり設計精度が高くないと手荒に扱ったときに壊れやすくなってしまうのではないかな?という心配も考えられそうですよね。
そして共通バッテリーグリップですから、利用できるバッテリーも同じものになります。つまり、カメラで利用しているバッテリーは利用できず共通バッテリーグリップ専用のバッテリーを購入する必要があり、既存のバッテリーが利用できないということになります。このことも将来的には問題になる可能性はあるかもしれません。
ですが、概ね問題はないと考えられ、むしろ共通化することが安く製品を手に入れることができるかもしれないということで、かなり魅力的な製品と言えるかもしれませんね。
[template id=”4241″]
コメント